古歌や名句に導かれて人生を味わう
桜の季節が過ぎて行く。
切ない時間が過ぎて行く。
午前中は、ガーデンで桜の花を愛でる。
午後から、京都市内に出て桜の花を愛でる。
どちらもゆったりと、良い時間だった。
◆
おしなへて 花と雲とをさそひけり なからの山のみねの春風 後鳥羽天皇
まさに、私の家の周りにある桜を読んでいる短歌である。
後鳥羽天皇が見ていた桜と同じ桜を愛でることの出来る生活。凄いなあと思う。
昨日は満月で、琵琶湖から昇る月を楽しみ、
(そういえば、後鳥羽天皇の歌とは違って、雲は全然ないなあ)
と思い返したりしていた。
◆
行く春を近江の人と惜しみける 芭蕉
これもいま、実感する句である。
人生はいろいろあるなあと、今日の市内の花見で思ったものだ。
私の弱さや醜さも改めて考えることになった。
なんのことだかさっぱりみなさんには分かりませんねf(^^;。
でも、そうなのです。
そんな機会が持てるのもありがたいことだ。
古歌や名句に導かれて人生を味わうことができるのは、すばらしいものだ。
◆
桜の季節が過ぎて行こうとしています。
切ない時間は、ちょっとだけ私を苦しめます。
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今年も新入生キャンプで大変お世話になりました。反省会にてS先生がおっしゃられていましたが、伝統らしきものの片鱗を見ることができ、大変嬉しかったです。そして僕もその場の一員として存在していることに感謝しています。
先生お疲れのようですね。こんな時はカヌーにでも乗って、琵琶湖上を軽やかに疾走しましょう。ゴールデンウィークあたりなら、短い時間ですがご一緒できるかもしれません。お忙しい時期かと思いますが、ご連絡お待ちしています。
投稿: オーパル中岡 | 2009/04/11 18:14
中岡さん、お心遣いありがとうございます。
確かに疲れています。
寝違えてしまいましたし。
マザーレイク、琵琶湖に抱かれてゆったりと体と心を癒したいところであります。調整してみます。
ありがとうございます。
投稿: 池田修 | 2009/04/12 07:07