おこしやす
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朝から会議三連発。9:00からである。
終わったのは17:00過ぎ。
しかし、この会議は重要。
この一年間を本学の学科の教員、さらには全学の教員が一致したイメージで学生の指導に当たるために、そのイメージの擦り合わせをするのである。
固い話もあれば、柔らかい自己紹介もある。
全教員が一言ずつあれこれ話す。
お人柄と専門が分かり、よしやろう!という気持ちになる。
これが京都橘大学の良さの一つだと思っている。
◆
入学式の後にこんな風に教員だけで動くことが可能になるのは、オリター諸君の活躍が大きい。
入学から、新入生キャンプに至る一週間の新入生のガイドを引き受ける学生たちがいるのである。それがオリターである。私たちが会議をしている間、新入生の側にいてあれこれ面倒を見てくれるのである。
本学科の教員は担任経験者が多い。だから、新入生の顔を見ると、つい担任として接してしまいたくなる。しかし、それはしない。そこは、オリターと新入生に任せる。
この方式は、もっといろいろなところで行われていいと思う。小学生だと六年生が一年生の面倒を見ることはあるが、中三が中一を、高三が高一をというのは、ありだと思う。
京都橘大学では成果を出しているし、児童教育学科ではなくてはならない存在になっている。
◆
会議終了後、慌てて家に帰る。
もう期限が迫っている。
そうである。
桜である。
京都市内の桜を見に、奥さんと娘と一緒に山中越えをした。
最初に岡崎公園の疎水沿いの桜だ。
いやあ、奇麗だ。
疎水に映える夜桜。
なかなか見られない。
その後、木屋町通りの桜。つまり高瀬川の桜だ。
坂本竜馬が愛でていたであろう桜を眺める。
桜そのものはまだ8分咲きぐらいである。
が、見事である。
木屋町通りは、三条から五条まで高瀬川沿いを行くのであるが
人が混んでいるのは、四条まで。四条から五条は人が少なくなる。
同じ桜であるのに、人は少ない。
恋人同士で歩くのであれば、こちらの方が良いかなと思う。
◆
家を出てから二時間弱のドライブで、二つの桜の名所を楽しむことができた。ああ、なんという贅沢だ。
京都の桜は、今週末が一つのピークです。
おこしやす。
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コメント
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京都の桜一度見てみたいです。
今日は仕事帰りに浅草、隅田公園の桜を見て、一杯飲みました。
飲み会は今日で3日連続です。
5月20日~22日、移動教室です。
30日は運動会です。
恐るべし学校・・・。
23日は上洛しようと思っています!!
今のところは・・・。
投稿: J.SASE | 2009/04/03 23:10
私も昨日は会議の4連続。疲れ果てました。とにかく連絡しておこう、という類の会議が続き、ぐったりします。唯一フレンドリーだったのは教科会議でしょうか。私が司会をし、メンバーがどんどん発言し、笑いが巻き起こりました。
オリターの件は興味深いです。なるほど、高1生を高3生がエスコートするのですね。いいですね。
それとは少々趣が違いますが、私の勤務校では伝統の「応援歌練習」というのがあります。
これは、8曲くらいある本校の応援歌を、3年生が1年生に教える伝統行事です。この教え方がハンパじゃありません。かつての旧制高校よろしく、ビシバシと教えます。竹刀持参は禁止ですが、そんな雰囲気があります。
これが5日間、昼休み中に行われます。一種のイニシエーションですね。
1年生にとっては震え上がるくらい怖い時間ですが、その代わり、この時に覚え込まされた応援歌は一生忘れないんですよ。
これも一種の「オリター」でしょうか?
投稿: 峰本 | 2009/04/04 07:45
>>J.SASEさん
東京の桜は葉桜になったようですね。
京都の桜は、三条まで北上したという感じでしょうか。
これから上賀茂神社が咲き始めます。
さらに、滋賀で言えばGWに海津大崎の琵琶湖湖岸4キロの桜が咲きます。
ですが、一般的にはもうおしまいという感じでしょうね。
私も桜の散るのやなんやらで切ない春を過ごしております。
23日、お待ちしております。
投稿: 池田修 | 2009/04/11 09:37
>>峰本先生
私の高校もそうでした。応援団が指示しながら三年生が歌い続け、それを一年生が聞きながら覚えるというものでした。ま、ビシバシではなかったですけど。
高校生活をガイドするという意味ではオリターかもしれませんね。
イニシエーションは、自分の価値観だけでは判断できない世界がこの世の中にはあるということを理解するための準備として大事なんだろうなあと、いまは思います。
齢を重ねるというのは、面白いものですねえ。
投稿: 池田修 | 2009/04/11 09:50