リストには私の願いを込めた
終わった。
第23回「明日の教室」だ。
その時日本一の先生を、教育を目指す若手に提供して行く場を用意しようとして始めたこの研究会も、23回だ。怠け者の私としては、ま、立派である。楽しいから続くのだろうなあ。
前日の会場変更という、非常事態もなんとか乗り越えての実施であった。
野中先生を初め、パネルディスカッションに参加された先生方、また会に参加された先生方、ありがとうございました。
とても充実した会になりました。
会の詳しいことは、糸井先生のブログをご覧下さいf(^^;。
私は、後半を。
◆
私は出版記念パーティがとても嬉しかった。
会の参加者が75名、パーティ参加者が52名であった。
凄かった。
私は日本酒ソムリエとして、あちこちのテーブルにお邪魔しながら注いで回った。
今回の出版記念パーティには、とっておきのお酒を用意したかった。なかなか手に入らない「獺祭(だっさい)磨き二割三分」を手に入れて、みなさんに味わっていただこうと思っていた。
嬉しいことに、北海道の男山を石川晋さんがお祝いに贈ってくださった。これと、滋賀の御代桜と獺祭発泡にごり酒50シャンパン瓶を合わせて、並べた。このお酒のリストには私の願いを込めたつもりだ。
1) 獺祭 発泡にごり酒50シャンパン瓶(山口県)
2) 御代桜 無円相(滋賀県)
3) 男山 祝(北海道)
4) 獺祭 磨き二割三分(山口県)
◆
1)若手の教員をイメージ。醗酵中の炭酸ガスが刺激となって美味しい。どんどん若いエネルギーを吹き出してほしい。さらに、若さならではの実践の味を醸し出してほしいという願いの一本。
2)地元を愛してほしいというイメージ。私の地元の滋賀の名酒である。自分の地元、自分の目の前の子どもを大事にしてほしいと言う願いの意味での一本。
3)仲間を得てほしいという思い。遠く離れた北海道の仲間から届いた一本。ありがたい。同じ志を持つ仲間を得てほしいという願いの一本。
4)教育を極めて欲しいという思い。日本酒にもいろいろあるが、極めるとここまで上り詰めることができるのだがということを感じてほしかった。1)が極まると、こんな4)になるというのを知ってほしかった。教師も同じだ。いろいろな教師がいるが、どうせなら極めて欲しい。私もそうなりたいという願いを込めての一本。
本当は、会の最初にきちんと説明したかったのだが、ま、そんなことを話してもなあと思って、会の最初にはお酒の種類と、石川さんから頂いたことを紹介するに留めたが、私のブログには書いておくことにした。
参加されたみなさんが、一口ずつでも味わっていただけたようで、日本酒ソムリエとしての池田は大満足であった。
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出版記念パーティであるからして、執筆者の先生方に一言と思ったのだが、パネルディスカッションでお話を頂いたので、今回は急遽、常連さんと初参加の方に1分スピーチをお願いすることにした。このスピーチも凄かった。みんなきちんと1分で良いスピーチをするのだ。参加者のレベルが高いなあと改めて思うのであった。
学生の事務方もなかなか頑張っていた。こうして鍛えられていくのだということをわかるかなあ。それにしても、人生最初の日本酒が、獺祭 磨き二割三分という若者は、いかがなものか。幸せといえば、幸せだが
いきなり頂点を知ってしまったのは、いかがなものかf(^^;。ま、でもきちんと努力を重ねる学生は大事にしてやらねばならぬ。
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二次会は、私のお気に入りのビアパブに行く。私のお気に入りであるからして、私が怪しいメンバーと飲んでいるのを見かけた時は、そっとしておいてください。
で、二階の一室が貸し切り状態になってしまった。ここも40人ぐらいはいたんじゃないかな。この辺りからの記憶が曖昧であるf(^^;。昨日は「飲むぞ!」と決めて飲んでいたので、相当の酔っぱらいであった。ご迷惑をおかけしたかたがいらっしゃったら申し訳ない。
ダーツ、ビリヤード、サッカーゲームなどをしながら、あれこれ楽しく過ごす。
テーブルには、野中先生、土作先生、澤田先生、中村先生、・・・、執筆者の先生周りを囲んで、話に花が咲いているようだ。
私はただの酔っぱらいになって、幸せを感じていた。
一ヶ月に一回、こんな学びと仲間との交流が出来る私は幸せ者である。
来月は、6/13(土)。赤坂真二先生である。
これも凄いことになりそうである。
楽しみ、楽しみ。
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コメント
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獺祭磨き二割三分とてもおいしかったです。
本当にありがとうございました。
月に1回、明日の教室の学びと交流、最高ですね^^
投稿: 川本敦 | 2009/05/24 16:47
あの美味しいお酒に、先生のそんなお気持ちが…!!
昨日はありがとうございました。身の引き締まる思いをしながら、先生方の温かい気持ちが心に染みてきた、素敵な一日でした。
投稿: おーしゃん | 2009/05/24 18:42
川本さん、
>>獺祭磨き二割三分とてもおいしかったです。
この言葉で、持って行って良かったなあと思います。信じられないくらい美味しいですからね。
当たり前ですが、日本酒には良い日本酒と、そうではない日本酒があるわけです。で、この二割三分ってのは江戸時代であったらお殿様でも飲むことの出来ないお酒です。製法が確立されていませんから。
無理矢理のようですが、教育も良い教育とそうではない教育があるわけです。そして、私が若い時代には子どもたちに味わわせることの出来なかった良い教育をすることが、今の若手には出来るはずです。
そんなことも思っていました。
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おーしゃんさん
>>あの美味しいお酒に、先生のそんなお気持ちが…!!
いやまあ、単に飲んべえなだけです。自己弁護でもありますf(^^;。なんか、名著『酒呑みの自己弁護』(山口瞳 新潮文庫)を読み直したくなりました。またおいしいお酒を飲みましょう。
投稿: 池田修 | 2009/05/24 23:20