ジャパニーズポートフォリオ学習
授業は、和綴じ本の作り方。
ジャパニーズポートフォリオ学習のために、この和綴じ本の作り方を先生が知っていることは意味がある。
紙ベースで配られる資料、ワークシート、宿題、作品。これらをあとで、セーのということで一斉にまとめることができるのである。だから、ポートフォリオである。正確に言うと、親ポートフォリオである。
折角、京都の大学に来ているのであるからして、このような技術を身につけていくのは意味があるだろう。作り方さえ知ってしまえば、実はそんなに難しいものではない。
◆
授業では、ものを作らせるときに注意しなければならないことについて説明と、作り方の説明という二重構造で行う。
たとえば、千枚通しを持ってこさせるときに考えなければならない安全管理についてを説明し、千枚通しを使って紙に穴を開けるその開け方を教えるということを、和綴じ本づくりを通して指導する。
訓練された中学生であれば、50分で和綴じ本の作り方を教えて、片付けまで行くのだが、二重構造だと90分でもぎりぎりである。
◆
「実技教科は、子どもの本当の様子が分かるのよ」
とは、同じ学校にいたベテランの家庭科の先生の言葉である。確かにそうだ。
指示をきちんと聞いて作業に移す学生。
分かるまで質問を繰り返す学生。
適当に始めて失敗をする学生。
片付けながら作業を進め、終わったときには片付けが終わっている学生。
机の上が荷物で爆発している学生。
実にさまざまである。
時々はこういう授業も面白い。
◆
その後、学内の先生に頼まれていた原稿を仕上げ、授業の課題をチェックし、おしまいとする。
今日も京都は、暑いなあ。
を、雷だ。
もう、桃ビールの時期だなあ。
« そして、エレベーター問題3である | トップページ | 夏が来たシールを心の中に一つ貼る »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント