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2009/07/02

コース分けに向けてのガイダンス

7/1

一回生の合同ゼミでは、児童教育学科の学生たちの後期のコース分けに向けてのガイダンスを行った。

私は児童教育コースの説明をする。これがなかなか難しい。いや、児童教育コースの説明だけであれば、さほど難しいものではない。なんとなれば、今やっていることとこれから目指している学科の方向性を話せば良いからである。

しかし、私はそれだけではダメだと考えている。そもそも働くってことはどういうことか。教職に就いて働くということはどういうことかを理解させる必要があると考えている。

さらに、自分の適性に合ったコースを選ばせたいと思う一方で、人生は不条理であり思った通りにならないことが一般的であるという観点から、例え思った通りのコースに進めなかったとしても、それが人生であるということも話さなければならない。

矛盾した内容を、説得力を持って話すということが求められるガイダンスなのである。だから、私は
『矛盾した内容を話します』
と前置きした上で、あれこれを話し、その矛盾した部分の折り合いは各自がつけるようにと話したのだ。

「運命は自らが背負ったときに、開ける」
恩師、竹内常一先生の言葉だ。齢を重ねるたびに、響いてくる言葉だ。

学生たちに、誤解が少なく伝わっていればと思う。

コース分けの面談を進める。これで20人終了。あと10人だ。

その後、会議を二つ。
そして、ゼミ生の模擬授業への事前指導を行う。大学を出たのは20時を回っていたな。

家に帰り、明日の東京行きの準備やらなんやらを少しする。
たまたま見たyoutubeで非常に懐かしいものを発見した。しばらくハマっていたピアニストである。Cyprien Katsaris氏だ。

この柔らかく心地よいタッチを見よ。響きを受けとめよ。創造的なフレージングを楽しもうではないか。
http://www.youtube.com/watch?v=_WYQW_AsEAs

今日も一日が終わった。

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