夏が終わって行くなあ
8/23
突然である。
壊れてしまった。
私ではない。
炊飯器である。
昨日の夜、ちょっと調子が悪いのかなと思っていたのだが、今朝も反応しない。肉よりも魚、パンよりも米の私としては困る。
でも、考えてみたらもう20年も使っているかもしれない。よく頑張ってくれたと言うべきだろう。集中講義の最中に壊れていたら、朝、米を食べて出かけることができなかったわけである。
そこまではなんとか頑張ってやろうと思ってくれたのかもしれない。お疲れさんだ。
◆
で、炊飯器ではなくて鍋で米を炊く。
なんのことはない、あっという間に炊きあがる。しかも、香ばしい香りまである。
奥さんが面白いことを言った。
「昔は逆だったのね」
と。
(ん?)
「ほら、昔は炊飯器でお米が炊けるのかしらと思っていたと思うの。でも、いまは鍋でお米が炊けるのかな?と思うじゃない」
本当にそうだ。
ドラえもんの漫画を思い出した。のびたが宇宙を旅していて、ロケットのコンピュータが壊れてしまい、乗員のジャイアンの子孫等が困っていた場面が描かれていた。
のびたが、どうしたのと訊くと、なんと四桁のかけ算をしなければならないと言う。のびたが不思議がって紙で計算したら、子孫たちは
「え〜、のびたはコンピュータも使わないでそんなに難しい計算ができるの!」
と驚いていた。コンピュータと言っても電卓であるが。その時はふざけているなあと思ったが、いやいやあり得る話かもしれないと年ごとに思う。
◆
上賀茂神社に出かける。
禊ぞ夏のしるしなりけるの上賀茂神社である。ならの小川には、多くの子どもたちと親が水遊びをしていた。
今日は上賀茂神社で手作り市が行われていた。気になっていたものがあり、それを購入。娘の椅子である。
可愛い椅子が多くあれこれ悩む。結局娘に選ばせる。
『良かったね。自分の椅子だね』
と言うと、本当に喜んで自分で持って運ぶ。
作ってきたおにぎりを食べて、水遊びをして、他のお店を見た後、一面の芝生である上賀茂神社境内で椅子と娘の撮影会となる。
◆
その後、私は家で子守り。このところずっと奥さんが一人でいる時間を作れていなかったので、久しぶりに。
プールに入れたり、夕ご飯を食べさせたり。夕方に向かう空が奇麗だったなあ。
8時ぐらいまではなんとかうまくいっていたのだが、その後、お母さんがいないということで娘がぐずりだす。あれこれやるのだが、なかなか。
で、思いついたのが今日の写真を見せるということ。松岡直也の「午後の水平線」をBGMにiPhotoのスライドショーで見せる。すると、泣き止んで落ち着く。お母さんが帰ってきた頃には、もうすっかりと落ち着いていた。
映像って凄いや。
◆
夏が終わって行くなあ。
« あー、久しぶりの休みだ | トップページ | この『キャプテン』の世界を大学生に »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
最後の写真、松岡直也っぽいじゃないですか〜(笑)
先生の琵琶湖の写真いつも楽しみにしています。
知床に居る僕が琵琶湖に癒されるって面白いですね。
投稿: フジサキです | 2009/08/24 17:47
>>最後の写真、松岡直也っぽいじゃないですか〜(笑)
ありがとう。確かに言われてみれば松岡直也かf(^^;。
琵琶湖は本当に美しくて、晴れても良し、曇りでもよし、雨でも良しです。
知床はもう秋なんでしょうねえ。
投稿: 池田修 | 2009/08/25 07:06