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2009/08/01

第一回児童教育学科「立志式」

7/29

ふう、やっと前期の授業が終わった。
全ての授業を十五回きちんと終わらせました。
ま、十四回の授業と十五回の授業とを比べたところで優位に差が出るとは思えないが、あれもこれも触れておいて上げたいという思いはあるので、十五回の授業をきちんと終わらせたのであった。

本日、前期最後の授業は、研究入門ゼミである。これは大学での学び方を学ぶための授業である。文章の書き方や調べ方等あれこれ行ったが、私が学生に求めたのは、「守られる側から守る側へ」「叱られる側から叱る側へ」「褒められる側から褒める側へ」とこれから四年後で立場が大きく変わることにきちんと気づくことであり、これに気づかせる授業であった。

大学教員も四年目であり、私の噂は先輩からあれこれ聞いているのであろう、最初は緊張しまくっていた一回生もだんだんと緊張ではなく、集中した授業姿勢に変わって行ったのを今回は感じることができた。

最後の授業では、前期の授業を振り返ってというテーマで学生諸君にスピーチを求めた。彼ら彼女らは前期があっという間であったと言い、大学を嘗めてはいけないと言い、このクラスで良かったと言っていた。池田先生ありがとうございますと言ってくれていた。

後期からは、クラスはコースに分かれる。そして、このクラスで授業を受けることはもうない。なんというか切ないものだ。だけど、十五回でやれることはほぼやったなという思いもある。後期はそれぞれのクラス、コースで頑張れ。そして、縁があったらまたどこかの授業で会いましょう。もっと縁があったら二年後、みんながお酒を飲める年になったら、クラス会をやりましょう。

事務仕事を終え、児童教育学科の一回生と二回生行っている運動会をしばらく見学し、いったん家に帰って買い出しをして、そのままMINIをかり出して琵琶湖の湖北、安曇川まで疾走する。いやあ、長い一文だ。良いこのみんなは真似しちゃダメよ。

で、なんで安曇川まで出かけたかと言えば、第一回児童教育学科「立志式」なのである。

この構想は、私が四年前に大学に着任したときから持っていた。一回生では新入生キャンプがある。この企画は私が骨組みを作って残りはオリターたちに任せて行った。その経験を踏まえて、一期生が三回生になったときに、骨組みから彼らに任せて一つのキャンプを作れないかと言う思いであった。

一期生が育って行く中で、何人かのオリターたちに声をかけたところ、是非やりたいという声が上がったので、学科の後押しを貰って実施することができた。

何を目的としているのか。

1)一ヶ月後の教育実習、一年後の採用試験に向けて、いまこの段階で自分の思いを確かめる。残りの大学生活に向けて、どう学びを深めて行くのか、進路を決定するのか決意する。
2)教育について、人生について語り明かす。
3)一学期の打ち上げをする。

というものである。
これが実施されたのだ。

宿に着いたのは17:30。バスで向かった学生たちも同時刻に到着。早速バーベキュウの用意。これがまあ、実に楽しい。がんがん食べるのである。やはり若者ががんがん食べる姿というのは気持ちの良いものだる。美味しい美味しいとたくさん食べる姿はいいものだ。

雨よけの屋根が在る場所のため、焼き肉の熱がこもってちょっと暑くなった。私は涼みに琵琶湖の湖岸に出かけて行った。Tシャツに半ズボン。いつものネクタイ姿とは違う姿に、学生たちは最初びっくりしていた。当たり前である。焼き肉にネクタイ姿でくるわけがないだろ。匂いが着くし、もともと私はこのようなラフなスタイルが好きなのである。ブレザーは仕事だから着ているのだ。

で、琵琶湖の渚で足を浸しながら、比良山の稜線に沈んで行く夕日を見つつ
(ああ、一つの夢が叶ったなあ)
と感慨に耽っていたら、
「うりゃあああああ」
と叫び声。
見ると、海パン姿の男子学生が琵琶湖に突進。
(ま、そうだろうなあ、「快」水浴場だし。しばらく見守るか)
と思って、さらにぴちゃぴちゃする私。

すると、次から次へと学生たちがやってくる。男子学生女子学生。男子学生は突入するもの多し。女子学生はサンダルで水際でちゃぷちゃぷ。

(を、そうだ。ビデオ)

と私が持ってきた防水ビデオを学生に取ってきてくれと頼む。すると、戻ってきた学生が持っていたのは普通のビデオ。ま、いいかこれでも。濡れないように持っていれば良いんだから。

と思っていたら、いやあ本当に次から次へと突入して行く学生たちであった。琵琶湖はまだ明るい。

「キャー!!」
(おや、女性陣も突入をはじめたようだ。水掛けごっこから突入になったのだな。うちのゼミ生も結構いるなあ。まあ良い良い。なんかこれ日本の大学っぽくないなあ。スタンドバイミーの世界っぽいなあ)

なんてな思いで見ていた私が甘かった。

「先生、眼鏡お預かりしましょう」
『え?』
「ビデオもお預かりしましょう」
『いやあ、結構です。私はしっかりと撮影と見守りに精を出しますので』
「いや、お持ちしますよ」
といつもよりも丁寧な言葉遣いで集まってくる有象無象、いや学生諸君。
『え。それはないだろう』
逃げたところが無理。はい、見事に私も琵琶湖に突入でした。

しかし、まあ、ゼミの学生たちと一緒に琵琶湖にゆらゆらというのはなかなかいい気持ちでありました。

辺りが暗くなるまえに、全員が琵琶湖から出たのを確認して、私も最後に上がる。こういうところは教師の性である。

その後、キャンプファイヤー。
これも学生が全て仕切る。

そもそもこの立志式では私の役目は学科の先生方に学生のやりたいことを伝えることと、大学から貸し出しが必要な道具等に判子を押すぐらいである。私たちはご招待されているのである。実行委員が旅行代理店などを通して、計画を立てての実施である。

企画を立て、運営をしていく。この力は教師に必要な力である。彼らにしっかりと体験させたい。手を貸すのは簡単だが、ある程度育てたら、あとは我慢して見守ることも大事な教育である。

で、これも見事であった。
最後、ストームが燃え尽きる前の「ファイヤースター」が奇麗であった。

つづく。

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コメント

すごいですねえ。
教え子の何人かも橘に送りたいです。
そして、きっかけは修学旅行と言わせたいものです(笑)

京都橘大学の児童教育学科は、なかなかやるでしょ(^^)。生きるって何だってのも考えさせたいと、学科の教員で常日頃から話し合っていますから。

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