シルキー6の気持ちの良い吹き上がりと一緒に
10/31
秋の奈良に行ってきた。
この時期、奥さんが楽しみにしている正倉院展がある。私はそんなに興味があるものでもないが、奥さんは東京から見に行ったこともあるぐらいのものである。そこで、私と娘は奈良公園。奥さんは正倉院展という行動である。
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三枚の写真。
1)大仏殿と325iツーリング
奈良公園は、正倉院展で大渋滞であった。社会実験ということで道は急遽一方通行になっていたり。週末の正倉院展は大変である。
しかし、ちょっと外れるととてもゆったりとした空間になる。お気に入りの大仏殿の見える池の前である。ご覧の通りまだ紅葉にはまだ早いが、それでも色づく木々が見て取れる。若草山も少し写してみた。
2)若草山山頂
奈良に行ったら必ず行くのが、若草山山頂である。天気がいいと大和三山も見ることが出来る。本当に気持ちが良い。
今回はここでいま娘が(私が?)ハマっているシャボン玉で遊んだ。微かな風に乗ったシャボン玉は原生林の中に消えて行く。
思うのだが、タバコを吸っている人が全てシャボン玉に切り替えたら、街は奇麗になるだろうなあと。携帯シャボン玉セットを持ち歩き、街角で一服、いや一吹き。良いかもしれない。
娘は、鹿の体に
「ツンツン」
と言いながら恐る恐る触っては喜んでいた。
3)三笠の山に出でし月かも
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも
阿倍仲麻呂の名歌である。名歌中の名歌であろう。
1200年も前に作られたこの歌が、しっかりと今の私たちに響く。
ふるさとを離れて見上げる月。立身出世をしながらふるさとに戻ることのかなわなかった阿倍仲麻呂。
そんな彼の思いと重なる人生を送っている人は、いまも世界中に多くいるだろう。人が生きることの本質を歌い上げている歌は、名歌になるのである。
写真はJR奈良駅近くから。
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シルキー6の気持ちの良い吹き上がりと一緒に。
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