まったく夢の中でも
11/19
夜中、というか明け方に目を覚ます。なんのことはない、学級経営が上手くいっていなくて苦しんでいる夢を見てたところに、娘のぐずりがきっかけで起きたのだ。
文化祭を前日にして、男女が喧嘩をしていてクラスの雰囲気が最悪なのである。体育でやったドッヂボールでは男子のチームも女子のチームもやる気をなくしている。他のクラスの子どもたちが練習試合を見て、私に「先生、あの場合のディフェンスは違うでしょ。これじゃ話にならないよ」とアドヴァイスしてくる。
また、この時とばかりに私への個人攻撃があちこちで始まる。さらに、クラスの子どもが、持ってきてはいけないとは言え、他のクラスの子どもが持ってきたデジカメを壊してしまう。
(ああ、またいらん仕事が増えた)
と思う。
クラスを経営していれば、そんな状況になることはある。しかし、なんでこのタイミングなんだと思いつつ、どこから手をつけようか、いや付けることはできないなあ。子どもたちを信じて待つしかないなあ、なんてことを思いながら、このいや〜な雰囲気を耐えよう、ううううう。彼ら彼女らなら大丈夫だ、だだだだだ。
というところで、起きた。
◆
嘗て、遠藤周作さんが、還暦を過ぎても、大学受験で失敗した時の夢を見てうなされて目が覚めると書いてあったのを読んだことがあるが、それを思い出した。(遠藤さんは、三浪している)
指導が裏目裏目に入る時はある。そう言う時は、慌てず騒がず、その嵐が過ぎるのを待つということも、生きる知恵である。
しかし、なんでまたこんな夢を見たのかなあ。
私が気持ちを落ち着かせようと思ってリビングに来たら、娘も起きてきてしまってあれこれ遊び始めた。おいおいまだ4時台だぞ。
◆
宥めすかして、娘をベッドに連れて行き、私も寝る。
(夢の中でクラスの問題は解決しますように)
と念じながら、寝る。
ああ、良かった。
クラスの有志の女子が立ち上がり、誤解も解け、問題は解決し気持ちのよい朝を迎えられた。
不思議なことに、舞台は中学なのだが、そこに登場してくる生徒はいまのうちの学生たちであった。だから妙にリアルに感じたのかなあ。
◆
『というわけで、昨日の夢の問題は解決したのだよ』
と奥さんに話すと
「あなたは、夢の中でも助けてくれる人が登場するのね」
とのお言葉。
「良かったわね、クラスの問題が解決して」
と言ってくれるかなあと思ったのだがf(^^;。
ま、本当のところは助けてくれる人が登場するのを待っているのではなく、彼ら彼女らが自分たちで動き出すのを待っているというのが、担任の仕事なのであって、そうしているのであるが、助けられるのを待っていると見えるのかなあ。
まったく夢の中でも学級経営しているんだから参っちゃうなあ。
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