知的生産の現場と言うのは
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学級担任論は、教室環境美化などついて。掲示物、清掃活動、給食指導などについて講じる。多くの実践家が感じるように、掃除と給食の指導がきちんとされていないクラスは、簡単におかしくなる。
この二つは、子どもの裁量権が入るところである。クラスが育っていないところに、子どもの好きなようにやらせると「弱い者」が辛いような結果になりがちである。そこからクラスは壊れていく。このことを知って、指導のあり方、方法をいくつか考える。
このぐらいのことは教員養成系の大学であればしておくのは当然であろうと思うが、いままではこれがなされてきていない。現場で学ぶのも良いが、その前に理解させることも大事である。
今日の課題は、大学の校舎内を掃除するもの。意外と見えていないものである。しかし、教師になると、ゴミが落ちていることや電気の消し忘れにかなり敏感になる。このことを実感させる課題である。
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水曜日は会議の日。それでも今日は二つの会議で済んだ。ちょっとゆとりがある。ふう。
学科会議は相変わらず面白い。この場合の面白いは学生に良く言う三つの面白い、すなわち、funny,exciting,interestingが含まれている面白さである。先生方の知性をベースにした面白さ。それでいて話を断定せずにお互いが歩み寄れるスペースを含んだ議論。真剣な話かと思いきや下らないオチで終わる話。
知的生産の現場と言うのはこういうのを言うのだろうなあと、いつも思う。こういう職場で鍛えていただけるのはとてもありがたい。
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明日は三時間授業をした後、そのまま京都駅に向い、東京で打ち合わせである。もうN700を予約した。新幹線の中でもネットが使えるように設定もしてある。iPod touchで初挑戦。
そんな小さな喜びを楽しみにしている私でもある。
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