文化の秋である
11/15
なんという夢を見たんだ。
NHKの紅白歌合戦の司会を任される夢である。
パネルディスカッションの司会をしたのと、先日東京に行った時、NHKホールを見たのが、夢の中ではこう言う結論として結びついていたのだ。
それにしても、
(ま、仕方がないか)
と引き受けようとしている、俺がいた。
なんで、引き受けるんだよf(^^;。
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昼前から325iに乗って、紫香楽の宮跡と、ミホミュージアムに向かう。山が一気に色づいたので、滋賀の山並みを走ることにした。
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聖武天皇はあちこちに宮を造営している。紫香楽宮もその一つ。宮を開くにしては、平地が少ないし、そもそもその宮も岡の上にある。なんでこんなところに作ろうとしたのかなあと思う。宮というよりは、寺のようだ。もちろん、建物はなく礎石だけが残っている。
不思議な感覚。
なんのご縁でなのか、京都にいる私。
なにが気に入らなくてあちこち宮を移した聖武天皇。
東京にいたら、絶対来ないだろうなあと思いながら、紫香楽宮跡を歩く。
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ミホミュージアムは、山の中にある美術館。私は一度行ったことがあるのだが、奥さんは初めて。仏教美術の良いものが揃っている。また、若冲の特別展もやっているとのことで、行く。
若冲と言えば、動植物。その中でも「象」である。
まったくこの象の絵を初めて見た時は、ぶっ飛んだ。
美術の教科書かなにかにあったと思う。
象と言えば象だが、その下半身はどういうことなんだ。その目はそれでいいのか、いいんだな?と思った。これが江戸時代中期の画家だというのだから驚いた。
今回、その「象鯨図屏風」を初めて実物で見た。その右半分は、象ので、左半分は鯨である。鯨なんてなんだか分からない。一説によると若冲は、鯨を見たことがなかったのではないかと言われている。それなのに、大きなものに憧れて描いたのではないかと。まあ、凄いものであった。
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自宅から一時間ぐらいのところにある旧跡と美術館。
文化の秋である。
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