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2009/11/26

なにか良いことがありそうな、一日の始まりである

11/26

本日授業の日。昨日とは打って変わって、朝日が奇麗な朝であった。
なにか良いことがありそうな、一日の始まりである。

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いやあ、今日の授業はどれも良かった。自画自賛というのではなく、良かった。というのは、今日の授業はほとんどが学生たちが作った授業だったからである。

3回生 国語科教育法2

四回続けて行う模擬授業の最後のグループである。今回は古典である。「平家物語 那須与一」を群読で行う。群読の何たるかを理解していない学生たちが、自分たちで勉強を進めて、授業を作り上げたのである。

もちろん、説明が不十分だったり、指示ができていなかったりするわけであるが、今まで他のグループがやってきた模擬授業を参考にしてあれこれと磨きあげていこうとしていた姿は良かったな。

終わった後の自評では、
「もう一度やりたい」
と即答する学生たちであった。

そう。そうである。ここからがスタートである。努力をすれば成功するということはない。しかし、成功した者は必ず努力をしている。ここから始めれば良いのである。

2回生 児童教育総合演習

学生が行っているフィールドワークについての検討会である。小グループに分かれて、自分の小さな実践記録を発表し合い、その中で全体で議論したい内容について、全体に発表をし意見を交換させる。

6グループを行う予定であったが、いろいろな問題を提起してきたので、時間が掛かった。4グループで終わってしまった。残りは来週。しかし、学生たちが問題を発見する目を持ち始めている、問いを立てようとし始めているのが分かる発表であった。

来週も楽しみである。

3回生 教職総合演習

先週までが、私の大人論。そして、今週からグループに分かれての課題別発表である。今週は「コンピュータゲーム」である。発表者たちは実際にwiiを教室のプロジェクターに繋いで、受講学生に体験させると言う手法を使って発表していた。

そして、なぜこのコンピュータゲームを取り上げたのかの説明、コンピュータゲームの歴史、否定的な側面、肯定的な側面についての発表、検討を行っていた。もちろん、ハンドアウトには参考にしたHPのurlに、参考文献一覧があり、授業には実際にその本を持ってきていた。

彼らの準備が終わるまで私は、授業が始まってから前説をやっていたのだが、彼らは準備が終わると、それぞれの腕時計を外し机の上に起き、
(早くやらせろ)
とでもいわんばかりのデモンストレーションをするわけである。

なんというか、
(をを、彼ら彼女らは、教育実習を終えたんだなあ)
という感慨があった。

今日の学生が行う授業の中では、語りが段違いに良かった。一ヶ月間授業をしてきた経験の差であろう。また、発表の構成も良かった。ハンドアウトの構成に間違いがあったが、それは指摘すればすぐに直る者である。成長を少し感じられる発表であった。

来週は携帯電話についての考察だと言う。これも楽しみである。

ということで、今日の授業の日は、私が講じるのではなく、学生たちが自分たちであれこれするという、まさに大学の発表の授業となった一日であった。

育ててきた彼ら彼女らが、少しずつ花を咲かせ始めている。季節は秋から冬へと向かうが、授業はいよいよ春を迎えた感じである。

奇麗な朝日は、今日の良い授業の予兆だったんだな。

さ、学生たちに貰ったいい気持ち。
この勢いでもう少し仕事をしてしまおう。

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