12/23
佐川美術館に行く。
本日は年に数回ある無料解放の日なのである。
佐川美術館といえば、水盤が巡らせてある美術館として知っている方もいるかもしれない。
そして何より平山郁夫さんである。今年鬼門に入られたのは私でも覚えている。ときどきは、こうして美術館に足を運ぶべきだなあと思う。何だか良く分からないか、伝わってくるものがある。
私のように言葉を相手にして仕事をしている身としては、何だか良く分からない言葉にしにくいものに触れるというのは、意味のあることであろう。
ま、その何だか良く分からないものを無理矢理引っ張り出して来て、その一部を言葉にしようとすれば、ありきたりの「私はどこから来て、どこに行くのか?」ということになろうか。
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平山郁夫さんの来歴等は知らなかったが、広島で原爆に被爆されていたとは思わなかった。爆心地から三キロの所にいたという。良く助かった。助かってくださった。
シルクロードをテーマにした連作は言うまでもなくすばらしいが、ボスニア紛争の地で、子どもたちを描いた絵にも心を揺さぶられた。人が生きるとはどういうことなのかを、絵を通して問い続けてこられたのだなあと、しみじみ思った。
ここの美術館は、写真撮影しても良いものとダメなものがあるようで、良いものに関して撮影。
持ち物には、文庫本の詩集を持っていったのだが、さすがに娘と一緒では開くこともできなかった。静謐な美術館でお気に入りの詩集を読むってのはなかなかいいかなあと思ったんだけどね。ま、またの機会に。その後の機会に。
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夕方からは研究室でお客人と延々と打ち合わせというか、ご相談に乗る。結局、研究室と食事をしながらとで6時間ぐらいやったかなあ。
どうでも良いことなのだが、偶然なのだが私の高校の後輩にも関連するお仕事だったので、気合いが入ったかもしれない。ちなみに後輩とは、オードリーである。
良いものができると良いですね。
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