今宵のお酒は「不老泉」
11/29
朝、出掛かける準備をしたいたら電話。二回でベルが鳴り止んだ。不審に思って着信履歴を見ると、かつての学年の先生から。ピーンと来た。
早速電話。
「もしもし、Aちゃんですか?」
「すみません、先生」
「やはりそうですか?」
「はい」
勿論、嘗ての先生にチャン付けで呼んでいるのではない。その先生の娘さんのことをチャン付けで呼んでいるのだ。
私の名前は五十音順では最初の方になる。携帯電話を悪戯し始めた赤ちゃんが携帯電話をいじって、私の番号を触ってかけてくれることがある。今朝がこれであった。
おかげで久しぶりに話が出来た。なかなか嬉しい偶然であった。
◆
晩秋の近江の旅は、人影の少ないリゾートホテルを宿に選んだ。
琵琶湖の北のホテルである。湖岸の砂浜には誰もいない。いっしょに歩こうと思った娘にも振られたので、本当にひとり。
足下に琵琶湖の波の音が、ときどきぱちゃぱちゃ、ザーン。と言う感じである。
iPod touchに「サラの犯罪」を入れておいたので、それを聞きながら、コートを着たまま。雲の隙間から時々みえる月を見つつ、
(今年も後一ヶ月か)
と思う。
色々ありすぎて、年末に思い出すには、時間が足りないなと今から思う。12月も師走で忙しいしなあ。でも、いい時間を過ごしているなと自分でも思う。感謝だ。
しかし、私が目指している場所はここではないことも私は理解している。が、能天気な私はここにも上り続ける喜びを感じるが。
◆
ホテルで食事の前にベッドで身体を横たえる。一台で走るのと、二台で走るのは疲れ方が違う。信号を待つタイミングがずれるからだろう。
寝て体を休めようと思った。
お休みのときには、娘のチュである。
『お父さん寝るから、チュして』
というと、
「あとで~」
と冷たいお返事。
悲しくなりつつも、本当に眠たかったのでそのまま体を横たえることに。すると、3分ぐらい経ってからであろうか。
「チュ!」
と娘が、私が寝ているところに来てしてくれたのである。私がすねて寝ていると思ったのであろうか。ま、半分すねていたが。
しかし、まだ二歳なのに男を焦らすこのテクニックはどうだ?
誰が教えたんだf(^^;。 骨抜きになるお父さんであった。
◆
昼ご飯を沢山食べてしまった。景色の良いところで、のんびりとランチで食べてしまった。それで、夕ご飯が食べられるかどうかちょっと心配であったが、食べられた。
今宵のお酒は「不老泉」。
もちろん、いつまでも元気でいてほしいと言う願いである。
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