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2009/12/03

さ、授業の日だ

12/3

昨日の打ち合わせの疲れが少し抜けないまま起床。
いつもより1度高い温度に設定して朝風呂に入る。
1度違うと、窓を開けて入ってもなかなか気持ちが良い。

さ、授業の日だ。

国語科教育法2は、スピーチのテストというよりは、スピーチのテストを採点する授業。これは結構難しい。一発勝負で行われるスピーチを
、一発勝負で採点する。

採点する側に、採点のための規準と基準がしっかりとないと、ブレた評価になってしまう。しかし、ここから逃げるわけにはいかない。音楽の先生はこれを毎回やっているのだ。国語科だってやるのである。

学生諸君のスピーチを聴いていてちょっと驚いたことがある。それは15人のスピーチのうち、7人までもが親、兄弟、祖父母などの親族に関する内容であったことだ。感動する話、笑える話、泣ける話をしてくださいと指示を出したところ、このようになった。

ちょっと考えものである。
確かに、話の内容はそれなりにあるのであるが、聞いている側からすれば、どれもこれも同じように感じてしまうのである。親族について「ありがとう」のような話なのである。

これがもし採用試験であったら、試験官は飽きてしまうだろう。(あ、また親族ネタか)
と。
さらに
(また親族にありがとうで終わるか)
と。

他の人が話さないネタで話そう。同じ親族であったら、他の人が思いつかない切り口で話そうと言う発想がない。ここを指摘した。中学生ならいざ知らず、仮にも二十歳を超えているのである。考えねばならない。

ただ、こう言うのもどうかと思った。それは話の最後が説教や教訓で終わる終わり方である。二十歳そこそこの学生に自分の人生から教訓を垂れられてもなあと思うのである。

何のネタを使ってどのように調理するのか。スピーチはなかなか難しいのである。

二回生の児童総合演習は、フィールドワークの纏めと、句会。

フィールドワーク関連ではなかなかシビアな内容も。ちょっと書けないなあ。ただ、学生たちがボランティアで学校現場に入るとき、または、新人として学校教育現場に入るとき避けては通れない事例なので、授業ではあれこれ裏技まで伝授する。頑張れ。

句会は、短時間で行った。

    1)    季語を提示して、作品を作らせる。
    2)    できたら、携帯電話からメールで私のPCに送らせる。
    3)    それを私がコピペで表計算ファイルに貼付ける。
    4)    乱数関数でランダムに並べ替える。
    5)    印刷して配って句会。

という流れであった。句会なんて始めての学生ばかりである。ではあるが、終わったら
「もう一回やりたい!」
との声がすぐに出る。まるで私の娘がビデオを見ている時のようである。
「もう一回(^^)」
と娘はすぐにおねだりをするのである。

もちろん時間の関係で、できなかったがまたやりたいねえ。

教職総合演習は、「ケータイの依存症」についての発表である。友人の藤川大祐先生の著作を参考にして、なかなか力作のハンドアウトを作成しての発表である。

途中、高校生の作ったケータイのHPやプロフ。さらには、実際にHPを作ってみると言う実習の時間も設定してのプレゼンであった。

このケータイとケータイ依存症の問題は実に根が深い。その根の深さを説明し、どう解決するのかという話まで持っていこうとしていた発表はなかなか良かった。学生たちが成長してきているなあと感じられる嬉しい時間であった。

その後、GPの外部評価委員会に出席する。2時間ほど、あれこれと説明をして質疑を受ける。比較的良い評価を得られた。こういう機会に出席するのはなかなかないことであって、勉強になる。

今日は、明日の100キロのロングドライブ、そしてその後の研修に備えて、断酒。休肝日である。明日も働くぞ。

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