さ、師走だ
12/1
さあ、先生が走り回る師走が始まった。今月、忙しいぞ。来年度のシラバス作成等もある。だが、学期の締めくくりをする小中高の先生に比べれば、そのための業務はない。その分、あれこれやろう。
ということで、午前中は研究の仕事。研究にはじっくりと考える時間が必要。もっというと、ボーッと中空を見つめているような時間が必要。実験を繰り返す自然科学と違うのはそういうところであろうか。
ただ、この中空を見つめるような時間というのは、
1)中空を見つめることが主
2)作業が主でその合間に、中空を見つめる
の二種類がある。忙しいとどうしても2)ばかりになるのであるが、1)も必要である。今日は2)と1)の間のような感じで作業を進める。
頑張れ、俺。
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昼からはGPの打ち合わせ。
12/3の発表のためのもの。ほぼオッケーとなる。
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さらに、教職総合演習の発表の相談を受ける。嬉しいことに学生たちが頑張っているので、発表ごとにハードルが上がる。
だから後半に発表する学生たちは、なかなか大変なことになる。ではあるが、この大変さは大事な大変さである。大学入試を目指してきた勉強は正解がある。そこに向けて頑張れば良い。
しかし、いま学生諸君がやっている発表のための準備というのは、正解はない。正解がない割には失敗はある。現状を分析し、問題点を明らかにし、解決策を提案する。これが客観的な資料とともに論理的に示されなければならない。
ではあるが、実はこの発表の形式はディベートを学んでいればそんなに難しいものではない。だから、ディベートぐらいは一回生のうちにきちんと学んでおけば良かったのにねえ、と今日来た学生たちに言う。
覚えばなんとかなった学習とは違うのである。考えなければならないのである。テーマと格闘して、良い発表になるように。期待している。
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で、ディベートの授業もあった。
今日は、優先席廃止論題の団体戦での最終戦。なかなか試合になってきた。良い感じだ。
だんだん、頭の中に議論の構築の仕方のフォーマットが出来上がってきているようである。このフォーマットを持っているかもっていないかというのは、結構大きなことだと私は考えている。
このフォーマットを持って、使っていけるようになると、安定した議論を生み出せるからである。それが身に付けば、この授業をとった意味は充分に達成しているはずである。
来週は、私の指導した中学生が全国大会で戦った時のビデオを見せる。さて、学生諸君はどのぐらいフローシートが取れるかな?
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この間に、『教師になるということ』の第二刷りのための校正や、監修本のあれこれも。
さ、師走だ。
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