朝日を愉しむ生活
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ま、だいたい仕事に就く時の私の最大の不安が、朝早く起きられるだろうかというものであった位の私でありますから、私の人生に早起きなんてことはないと思っていた訳です。
ところが、年齢というのはなかなか面白いもので、あんなに起きられなかった朝が、起きられるようになるのですから人生は面白い。もちろん、
(なんでこんなの必要なのだろう)
と思っていた昼寝をするようになるのも、これまた人生ではありますがf(^^;。
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朝食後、奥琵琶湖のホテルから一気に大学に向かう。カーナビで見ると60キロぐらいはある。だが、それは湖西である。信号も渋滞もなく気持ちよく大学に到着であった。
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大学は2限にゼミの授業。
本日のゼミは、卒業論文に向けての発表。実習時の研究授業リフレクション。実習終了報告。さらに、合宿の計画説明があって、私からの事務連絡。本当に盛りだくさんである。
今日の卒業論文テーマ検討は、「コミュニケーションティーチング」について。演劇を好む彼女が、平田オリザさんと蓮行さんの著書などを中心に発表。
いやあ、凄いことになるかもしれない。(というか、最近こればっかりだな。ならなかったら、オオカミ少年だねえf(^^;。)日本では先行研究、先行事例のほとんどないジャンルなので、海外の文献を読むことから始まるかもしれないと伝える。それはそれで楽しい。
自分が中学校のときからやってきた演劇が、ここにきて卒業論文としてこのタイミングで出会うわけである。人生何があるか分からないねえ。自分のやりたいことを簡単に捨ててしまわない方が良いということだなあ。
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午後は、大阪市内の小学校に向かう。校内研修会の講師である。二年目の先生が小学校一年生を対象に国語の授業をする。「ことばであそぼう」というもの。折り句で遊ぶわけである。
言葉で遊べるというのは、言葉をかなり使いこなせることだと私は考えている。どんどん遊ばせてあげたい。
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こういう校内研修会などがあるとき、実はなるべくお願いしていることがある。学生たちを参加させていただけないかということである。鞄持ちとして連れて行くのである。
今回は小学校一年生の授業だったので、教育実習で一年生を担当した学生を連れて行った。一緒に校内研修会に参加させていただいた。現場の先生方がどのようにして学んでいるのかを体験するのである。
私が指導助言する内容は、大学の授業やゼミでやっていることとあまり変わらない。相手が現場の先生だから変えるということはない。ま、言い方がやさしくなるぐらいはありますがf(^^;。しかし、ポイントは変わらない。それを学生たちは見て学ぶのである。昨日もそうであった。
そして、帰り道でさらに細かい解説をするのである。
「先生、私たち凄く恵まれているのですね。他の大学の学生たちと話しているとびっくりするぐらい恵まれているんだなって分かります」
と、昨日の学生。
『そうだよ。そして卒業するともっとそれを実感するはずだよ(^^)。』
教育は、贅沢に行われるべきである。
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「忙しい一週間」の始まりであった。
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コメント
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いや〜、池田さん。いい仕事をしていますねぇ。
学生さんたちがうらやましいです。ぼくも、一から勉強し直したいです。
写真も素敵です。ぼくも、写真にハマり出してからは、休日は、朝早く散歩をして、昼寝を決め込むようになりました。
投稿: ikechi | 2009/12/01 21:43
いやあ、GR3使いのikechiさんにそう言われると嬉しいなあ。私のR7は娘が操作の仕方をどんどん覚えているので、もうすぐ娘の専用機になりそうな気がします。そうしたら、うーん、CXシリーズかなあ。
大学の方はもう四年目になり、それなりに仕事もしています。ただ、どうも研究というよりは、授業の方ばかりでいかんなあとは思っているのですが。ま、学生を振り回して引きずり回している私です。
投稿: 池田修 | 2009/12/01 23:00