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2010/01/06

「正解にする」のである

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冬休みの部分のブログが抜けている。
ぼちぼち書いているが、ま、取り敢えず、通常ブログとして、今日のことを書こう。

学級担任論から今年の授業が始まる。今日のテーマは、「いじめ」。実際に小さないじめの場面を設定して、そこを発見した学級担任としてどう指導するのかと言うワークショップを行う。

教師の振る舞い、つまりノンバーバルコミュニケーションが全くできていないことを指摘。さらに、いじめの構造がどのようになっているのかを理解できていないので、指導のポイントがずれていることを指摘する。

今日はここで時間切れ。いえなに、タイマーの設定を間違えてしまったのである。タイマーの10分の桁が消えているので、
(あれ、もう残り時間が5分か。おかしいな)
と思ってやっていたのだが、実際はタイマーの液晶画面が壊れて写っていなかっただけ。でも、まあ区切りの良いところで終わることにする。

もう一つ授業が終わらなかった理由がある。それは、新年ということで導入に時間をかけていたのである。二回生の彼ら彼女らは今年成人式を迎える。そして、今年度の最後には、ゼミを決め、教職に進むのか一般企業に進むのかの判断もしなければならない。

こうなると、なんとなくではあるがガイダンスをしてあげたいと思うのが教員の性である。

私がこのごろ良く考えるのは、こういう人生の選択に正解は無いということである。どこの大学に入ろうが、教師になろうがなるまいが、結婚しようがしまいが、これが正解というものはないということである。

だれかがあらすじを書いてくれてその通りに過ごす人生が楽しいというのであれば別である。しかし、このあらすじをきちんと書ける人はいるのかと思うし、そのあらすじが気に入るかどうかというのは別の問題でもある。つまり、「予め用意されている正解というものは、ない」のである。それが生きていくということである。

私たちに許されているのは、選んだ人生を「正解にする」というオプションだけである。自分と仲間で正解にするしか無いのである。分からなければ勉強し、学び、教えを乞い、そして行動に移していきながら「正解にする」のである。

ところが、多くの学生は正解はどこかその辺りに転がっていて、勉強をすれば手に入ると考えているきらいがある。または、勉強してこなかったので正解は手に入らないと思い込んでいるきらいもある。

違う。人生は過程であり、過程は作り続けるものである。だから、正解にすることが可能なのである。

てなことを、話していたら時間が無くなってしまったのである。
明日も他の授業で話す予定であるが、時間管理はしっかりしようと思うf(^^;。


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コメント

あけましておめでとうございます。

いつも読んで刺激をいただいています。
「人生に正解はない。正解にすることしかない。」
すてきなことばを新年にいただきました。

東京は若い先生にあふれています。みんなとてもすてきなものをもっていて、大きな夢をもっています。でも、「正解」を求められる苦しさとも向き合っているんです。

いつ、どんなときに、誰が見に来てもOKと言ってもらえる授業?
だれにとって、なにがOKなのか、そこをぶれずにもっていられたら、正解を求めることはけして無謀なことではないのかもしれないのですが。

昨年度は、池田さんつながりでたくさんのかたと実際にお会いして学びを共有することができました。感謝しています。
今年もよろしくお願いします。

おめでとうございます。出張から帰ってきて先ほど起きました。寝て直す池田です。本年もよろしくお願いいたします。

>>すてきなことばを新年にいただきました。

恐縮です。

>>でも、「正解」を求められる苦しさとも向き合っているんです。

求められる正解の幅が狭くなればなるほど、辛くなるのはよく分かります。私も体験していましたから。そんなとき、私は与えられる正解ではなく、自分で作り出す正解を考えるようにしていました。

(んなこと言ったって、目の前の子どもを指導しているのは俺だし、子どもを見なきゃ教育は始まらないだろ)

って思ってそっちの方を優先していました。
自分で生きていく上での規準を作ることが大事なのに、ここを考える指導を受けてこないまま社会人になる人が多いのでしょうね。

私はわがままだったので(なので)、自分の規準を持ち続けていて、周りからあれこれ言われ続けてきた(いる)のですが、今の時代にあってはこれも大事なんじゃないかなと思っています。ま、あまり迷惑を掛けないようにはしていますがf(^^;。

>>昨年度は、池田さんつながりでたくさんのかたと実際にお会いして学びを共有することができました。

つくづく世間は狭いです。悪いことをなるべくしないようにします。

本年も、よろしくお願いいたします。

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