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2010/01/09

本日は授業の日

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昨日は帰ろうと思ったら、四回生が研究室にやってきた。
私の研究室は、灯りがついているのが結構大学のあちこちから見えるので、いるかいないかがバレバレなのである。学生にとっては分かりやすいのである。

『ん、どうした?』

と話しを始める。新年の挨拶に来たという学生と、今後の進路についてあれこれ話す。情報や資料も渡す。そして、

『大事なことは、いろいろな情報を参考にして、一人で静かなところで決定することだ』

と伝える。しっかり。

美しい朝を迎える。Rimg1187

で、本日は授業の日。三つ。

国語科教育法。

この時期、中学三年担当の教員は何をしているのかを話す。学生、生徒の時代には殆どわからないのが、この進路事務である。個人情報が多く含まれるので、なるべく生徒たちから離れたところで行う。だから、分からないままである。そのあたりをあれこれと。

授業のメインは、試験問題を解くである。私の作った問題を解くのではなく、学生たちが冬休みに作って来た問題を解き合うのである。

前期に試験問題の作り方を教えてある。今回は、二回目である。題材は、自分達が行った模擬授業のテキストである。このテキストを元にした試験問題を作成し、解き合う。作るのは二回目であるから慣れてきている。解答では、学生たちは真剣に満点をとろうとやり始める。

ここでストップ。指示を与える。
『君達、満点を取ろうと思ってやってはいけないよ。18人のテスト問題を解いた結果、正規分布になるように解くのだよ』
と。

次週は、このお互いに解き合った問題を採点し、成績処理ソフトに素点を打ち込んで評定を出してみると言う作業をする。だから、全部満点では意味が無いのである。正規分布になるように答えてくれないと困るのだ。

いよいよ、この授業も最後になるなあ。

児童総合演習

自分たちで実践記録を読み続けることを続けている。今日のテキストは、なかなか手強くて読み切れないものがあった。私自身、スッキリしないところがあり、それを正直に学生に話す。分からないものについては、仮説を挙げて、そのままにしておくことも大事である。

無理矢理結論を出して、先に進むと失敗することがある。棚上げできる問題は、棚上げしたままにするというのも大事だ。結論を出してすっきりしたいのが人間ではあるが、すっきりしたい欲求をぐっと堪えて考え続けるってのも大事なのである。

教職総合演習

早期教育についてであった。テーマは面白いのだが、今回のグループは事前指導の予約を入れることができず、メールでの指導も一回しか求めてこなかったので、ほぼ事前指導なしでの発表となる。となれば、あちこちにアラがある発表となってしまった。卒論であればアウト、というよりもこの授業でもアウトである。

・レイアウトがバラバラ
・引用した文献の出典の表記が曖昧
・主張と資料の混濁

になっているのである。これらを厳しく指導。
特に、ハンドアウトの訂正箇所の修正を求めるときに、ニヤニヤしながら説明をしているのを見て、私は久しぶりに授業の最初で叱った。

『発表を聞く者に負担をかけてしまうような準備不足をしておいて、なんでニヤニヤ笑いながら説明をするのだ。私は非常に違和感がある。申し訳ないという姿勢が全く感じられない。ニヤニヤするではない』

と。授業の最初に叱ると、その後の展開は、マイナスの雰囲気から始まる。学生たちが発表する授業においてはこれは大変になるので、一般の授業ではしないように配慮している。もちろん、ゼミや自分がやる授業においては配慮しない。ゼミはそういう場ではないし、私の授業であればマイナスの雰囲気から始めようが何だろうが関係ないからである。

だが、今回は一喝した。ニヤニヤして自分の失敗を許してね、というようなメッセージを送るのを私はよしとしない。謝る時は謝るべきである。そして、笑顔は相手から許しのメッセージとして与えられるものだと考えている。今後に生かされることを期待する。

その後、研究室で年末年始の片付けや、事務仕事をしようと予定していたのだが、急な出張が入り慌てて家に帰ることにする。

いったん、車を家に置いてそのまま京都駅から品川駅に向かう。前泊である。
京都駅のホームでふと思いつく。今作っている本の編集者さんから、
「東京にいらっしゃる際はご連絡を下さい」
と年賀状にあったのを思い出す。

『あ、あけましておめでとうございます。一巻目はなんとかなりましたか』
「あ、先生。おめでとうございます。御陰さまでほぼ完了です」
『それは良かった。で、いま東京に向かう新幹線に乗るので京都駅のホームにいるのですが』
「え〜〜!! そうなんですか。先生、一緒にお食事でもどうですか」
『え〜〜!! 大丈夫ですか。じゃあ、えっと、私が乗る新幹線は、あ、来た。のぞみの○○号で〜』
「分かりました」

ということで、品川でみなさんと久しぶりにあって、一巻の完成を祝い、二巻三巻のこともあれこれ話す。

奥さんに言わせると、あなたは用事をあれこれ詰め込みすぎると言われてしまうのであるが、まあ、そうかもしれない。だが、折角なのでねと思ってしまうんだなあ。

Rimg1199 明日に備えて余裕を持ってホテルに戻る。なんだ、オレ大人じゃん(^^)。

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