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2010/02/18

今回のスノーボードの国母選手問題

今回のスノーボードの国母選手問題は、面白い。議論のいろいろな観点が隠れている。

頭に来ている人、別にいいじゃんと思っている人、どうでも良いと思っている人の三種類がいると思われるが、それぞれの立場の人が、どの観点についてそのように判断しているのであろうか。

ま、オリンピック憲章を元にしてあれこれ議論をしている人は、ほとんどいないように思えるが、なんとなく感じて入るのかもしれないなあ。

とにかく、思いつくままに書いてみたい。

1)ルールとマナー

あの公式スーツの着こなしについて、ルールは無いがマナーはある。
いや、厳密に言うとあのスーツはきちんときることを求める文章はあるのだが、ルールではなくマナーとしてどうよ?、というところであちこちから意見が出た。ここであれはダメだと言う人と言わない人に分かれる。

その後、マウスピースをしながらインタビューに答えていたが、これも叩かれていたなあ。そう言えば、女子テニスで記者会見のときに携帯電話でメールをしていて叩かれていた選手もいたな。

こないだ見た、カーリングのアメリカ女子チームは、ガムをかみながら試合をしていたが、日本人だったらこれも問題にされるんだろうなあと思う。ま、実際私もそれってどうよと思う文化にいるし。

ただ、ニュースになるぐらいだから、たいした数はいないのかな。

2)税金でオリンピックに行っているんだろう?

納税者が自分の税金がきちんと使われているかを考えるのはとても大事である。オリンピックも税金から支出されている。だから、ここを考えることは大事であろう。

しかし、一人いくら払っているんだ?と思う。ネットで捜してみた。

引用開始 ーーーーーーーーーー

http://olympico.cocolog-nifty.com/olympic_plus/2008/03/post_633b.html

北京五輪イヤーの2008年 注目のJOCの予算が明らかになった。
日 本オリンピック委員会(JOC)は10日の 総務委員会総会で2008年度予算案を決め、前年度当初比18億9000万円増の総額92億8600万円となった。収入は事業収入31億4100万円、補助金等29億9700万円など。支出は競技団体などへの交付金11億6600万円、マーケティング関係費が17億2400万円などとなっている。また、07年度第2次 補正予算案は、補正前より6億800万円増 えて79億4800万円となった。(時事通 信)

93億円弱の金額は大きいか、小さいか、五輪のメディア露出を考えれば思いのほか小さい額ではないか?
わかる範囲で過去の予算を挙げるが、やはり五輪開催年はマーケティングがうまく行き、予算も大きくなるようだ。(冬季五輪は2月開催のため前の年度予算に なる)

2008年 92億8600万円
2007年 73億9600万円(補正前予算)
2006年 69億4812万円
2005年 77億9567万円 トリノ五輪のマーケティングが好調だった
(参考)1997年 66億7041万円 長野五輪が年度内にあった
ちなみに五輪派遣費用はどこが出しているのか?
やや古い資料しかないのだが、439人が参加した2000年シドニー五輪の選手団(選手・役員)の派遣費用は2億1900万円で、内訳は日本自転車 振興会が9829万2000円、国が8737万4000円、JOCが3333万4000円を出している。
1人あたり49.9万円也。
国の出した額は国庫補助金で、いわゆる税金である。
引用終了 ーーーーーーーーーー

ま、トリノのオリンピックであるが、国は約9000万円出しているらしい。一億二千万人の日本人の人口で割れば、一人当たり0.75円か。ま、金額の問題ではないという意見もあるだろうが、1円ぐらいならいいんじゃないのと思う。

3)服装、髪型、鼻ピアスなどのフアッション

これは、私服に関して言えばまったくどうでも良い問題だと思う。言われる方は、大きなお世話と思うだろう。ま、その通りだ。その通りだが、言う方はあれこれ言うんだな。

目障りだったり、自分が属している集団の雰囲気を乱されると思うからであろう。

ま、私からしたら鼻にピアスをしている学生がいて、指導する対象であったら、
『私は牛に知り合いはいない』
と言うだろうなあ。

実際、教え子で鼻にピアスをしているのにそう言ったことはあるしf(^^;。

で、私服については、ま、大きなお世話である。髪型と鼻ピアスは、どうなんでしょうねえ。髪型は似合わないと思うが、これも大きなお世話でしょうね。鼻ピアスは、私はあの競技においては危険だと思うので、少なくとも競技中は外せということかな。

4)謝罪のことば

ま、ここが一つのポイントだったんじゃないかなあ。
謝罪が謝罪になっていない。謝罪しないのであれば、しなければいいのに、謝罪の席で謝罪をしたくないのに、謝罪のフリをしている。ここに、カチーンと来た人が多くいたのだろう。

マイクが高性能だったため「チッ、ウッセーナー」ということばを拾われてしまっていた。(つぶやき女将を思い出した人も多いはず)それがネットで世界中に配信されている。そして、「すみませ〜ん」だ。これは謝るではなく、喧嘩を売るである。

前回の大会でも、「国母のフルコースを召し上がれ」と試合の前に自らを自慢しておきながら、予選落ちという結果ということがあったわけで、これを取り出してきてあれこれ言う人がいるわけだ。

もともと、不言実行の文化のある日本。そして、言ったからにはしっかりやれよという有言実行も重視される日本。これが出来ていない。そこで二重に三重に、反感を買うことになっているのだろう。言霊の住まいする日本であるからねえ。

一方で若いアスリートできちんとしたことばを選べる人たちもいるし、イチローなんて台詞が本になってしまうほどである。ことばと身体性というテーマで書かれている文章は内田樹先生が書いていそうな気もするが、そうとう面白いだろうなあと思う。

本心からまずいと思っていない謝罪ってのは、もっとまずくなるという一例だろう。

5)大人

大学生と言えば社会人。21歳であれば、大人。そう思っていたいというのが、見ている人たちの思いであろう。しかも、彼は結婚しているとのこと。それで、あれはないんじゃないの?と思うわけである。

ま、しかし、21歳の人間にそこまで求めるかね。自分が21歳の時のことを思ったら、黙るしかないと思うのだが。

ま、実際あそこまで自分はやらないだろうなあと思っても、彼の大学にまでクレームを言う人の気持ちがわからん。

立ち居振る舞い等に関して、大人であることを求めることはいいが、大人であることとは別であろう。法律違反をしているわけでもないし。

6)実力はありそう?

事前の地元新聞の予測では、銀メダルを取れそうとのこと。この力があるのに、あのだらしなさ。そこが許せない人がいるということであろう。

私なんかは、ジョン・マッケンローを思い出すなあ。紳士のスポーツと言われたテニスで、あの悪態。それでも自分のスタイルに拘り続け、勝ち続けた彼。

ただ、本当に実力がないと、茶番になる可能性もあるね。また、メダルをとったらどういう対応なのかな? 取れなかったらどういう対応なのかな?

上村愛子さんは、四位でも絶賛されている。確かに、彼女のブログは良かった。

過程と結果とあって、両方とも求めるだろうねえ、外野は。

と、外野の一人の私は、あれこれ思いを巡らせて、面白い。

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