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2010/03/26

最後の文学部教授会

3/24

年度末最後の会議の日であった。多い先生は5つかな。私は4つだったが。年度末のまとめというよりは、今後のことについてあれこれ会議を進める。

会議の一つは、教授会。
文学部の教授会に出席するのは、今日で最後だなあと思う。来年度からは人間発達学部の教授会になる。

文学部の先生と会議の始まる前に少し話す。

「児童教育学科のお陰で、文学部も活気が出ました。ありがとうございます。先生の大きな笑い声が聞こえない教授会になるのも寂しいですね」
『いえいえ、とんでもないことですf(^^;。元々文学部がきちんとした学生を育てようとする方針があったからであって、そこに乗っかっただけです』
「そう言っていただけると、嬉しいです」
『本当にそうです』
「ただ、いまは文学を学んだところで就職にあまり関係のないという考えを持つ人たちも多いから大変で」
『そうですよねえ。私も文学部でしたが、文学部に進学するということだけで、自分の人生は自分で責任を取らなければなあというか、人生半分諦めたと言うか、そんな思いで進学したものですが』
「?」
『なんと言いましょうか、きちんと就職したいなら法学部や経済学部に進学するのが、男でしょうというものがあって、その中でわざわざ文学部を選ぶ男なんて、すいません、ほっといてください、あとは自分でなんとかしますってな感じだったんですけどねえ。それで、マスコミ関連、教師、○モなどのどれかになるための努力は自分でしますってな感じだったということです』
「そうですよね」
『いま、就職ができないのは大学の所為、学問の所為のように言われる風潮がありますが、おかしいですよね。あのバブルの頃は、大学や学問なんて問われること無く就職していたわけですから。就職は、経済状況の問題であって、大学や学問の問題ではない。そんなのはバブルの頃のことを考えれば、分かり切っているのに、大学と学問の所為にしようとする。おかしいです。そして、学生が可哀想です』
「本当に」

もちろん、一介の大学教員に世の中の経済動向にあれこれ苦言を呈したところでどうすることもできない。分かって入る。

また、学生が時代が悪いと時代の所為にしたところで何も始まらないということも分かっている。誰にとっても、良い時代というのことは無いのだと思う。時代の所為にしてもダメだ。

亀井勝一郎は、これをこのように言っている。

引用開始 ーーーーーーーーーー

『人生論』 亀井勝一郎

甘やかされた青春、それを恥じよ。むろん時代苦や生活苦は誰しも感じているであろうが、それを時代のせいにして、自分の責任を免れようとする態度も私は卑怯だと思う。時代と環境の悪いのは事実だ。しかしわれわれは時代と環境の奴隷ではない筈だ。悪い環境こそ乗り越えねばならぬ障害物で、実は善い環境だと感じる勇気を、私は青春にほしい。

引用終了 ーーーーーーーーーー

だから、知恵を絞って学生たちに力を付けようとしている。学ぶこと、生きることの根っこの部分を、社会に出る最後の四年間で鍛えたいと考えている。

人間が立ち向かえる部分はほんの少しかもしれない。だが、立ち向かうことが人間であるはずだ。

そんなことを考えながら、最後の文学部教授会に参加していた。

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コメント

現在アウトドアスポーツクラブに勤務する僕ですが、実は文学部、しかも日本文学専攻科の卒業です。
学生時代は熱心に勉強する学生とは対極にいた僕ですが、卒業後は「文学部卒」のブランド力を高めるため、学生時代とは比較にならない努力を重ねました。
お陰様で現在の勤務先では「文学部卒だから」という理由で、文書作成などを担当させていただいています。
また、文学部卒の男は珍しいのでお酒の席でもネタになります。
文学部卒で良かったと日々感じています。

ですよねえ。

価値は少数派に宿る。男子文学部卒業は、絶対数が少ない。価値があります(^^)。しかも、スポーツの出来る文学部ってのは、少ないだろうなあと思います。

また、遊んで下さい(^^)。

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