「大仏様は何歳なの?」
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このところ、娘との会話が面白い。なんというか、普通の会話になってきている。さらに、
(うーんそう来たか)
というような語りかけをしてくるのが面白い。
◆
その1
娘は、マグロが好きである。マグロと言うか、刺身に醤油をつけて食べるのが好きなのであろうが、刺身はなんでもマグロで通じる。
だが、そんなに生魚を食べさせるのもどうかと思い、多くの場合は娘の食事が終わってから、私の晩酌の時に出すようにしている。
昨日も、ほぼ娘の食事が終わりそうなタイミングで、マグロを出した。テーブルの上にマグロの乗った皿を置いたところ、
「お父さんどうぞ」
と私の席の前に勧める。さらに
「マグロは、今度ね」
とか
「お父さんになったら、マグロ食べるの」
のように言うこともある。「お父さんになったら」というのは、大きくなったらの意味である。娘がお父さんになったら、そりゃあ、まあ、ちょっと大変である。
つまり、私はマグロが好きだけど、お父さんがやめておきなさいというので、我慢します。お父さんは食べて下さいね、と言いながらそのココロは、食べたいなあ、食べさせてくれないかなあ、というおねだりなのである。
こんな高度なおねだりを誰が教えたのだ?
誰も教えていない。学んでいるのである。恐るべし。
◆
その2
今日で断酒三日目に成功している私である。
食後にコーヒーを飲んでいる。すると、
「(わたし)お父さんになったら、薬缶でお父さんの好きな紅茶を入れるの」
と。
久しぶりにコーヒーを飲んでいるので、いつも飲んでいる紅茶と間違えているのだが、これもおねだりの発言だ。紅茶はカフェインがあるので、飲ませていない。麦茶かほうじ茶ばかりのませている。だから、娘は紅茶に憧れがある。
お父さんに紅茶を入れてあげるから、私も飲ませてねというおねだりである。
◆
その3
昨晩のことだ。
『今日はお父さんと寝ようか』
「お父さんできるよ」
『何が?』
「お父さん結婚できるよ」
『え? 誰と』
「お父さんは私と結婚できるの!」
『そう、ありがとう』
最近、なぜかお父さんと結婚したがる娘である。
そして、
「抱っこ」
と言いながら懐に潜り込んでくる。
その割には、寝相は相変わらず激しくて、川の字で寝ているはずが、H字になってしまい、その真ん中の娘の足が踵落しで、私の顔に降ってくる。
昨晩は、私がちょうど、井の頭公園の池の水の元栓を抜いてしまった夢(しかし、これもとんでもない夢だな)を見ていたときに、踵落しに遭ってしまった。ま、いっか。
◆
極めつけは、今晩の風呂である。先日の結婚式で貰った入浴剤「杉本彩」を入れたところ、湯船が紫色に染まってしまった。
娘は
「普通のがいいの!」
と言って湯船に入るのを拒否。
自分でシャワーで頭を洗っておしまいにした。
そして、風呂から出たとたん、お母さんに
「大仏様は何歳なの?」
と質問。
でーーーーー、なんで、大仏様なの?
なんで年齢を聞いているの?
『1200〜1300歳かな』
と答えたものの、なんだかさっぱり分からないだろうねえ。二歳だもんねえ。
◆
おもしろいなあ。
でも、全部、娘なりに理由があるんだろうなあ。
明日も楽しませてもらおう。
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