« iMac27インチの登場 | トップページ | 新刊 『クイズ日本語の大冒険』(教育画劇 池田修監修) »

2010/04/15

4限は、ビックな企画

4/14

一回目の、研究入門ゼミ。前半が合同で、後半がクラスに分かれて。研究入門ゼミは、大学での学び方を学ぶ。私は大学で学ぶことについて、心構えについて話す。

心構えというと、次の詩を思い浮かべる。

引用開始 ーーーーーーーーーー

 心構えというよい種をまきなさい
 そうすれば態度という収穫物が手に入る
 今度は態度というよい種をまきなさい
 そうすれば行動という収穫物が手に入る
 さらに行動というよい種をまきなさい
 そうすれば習慣という収穫物が手に入る
 次は習慣というよい種をまきなさい
 そうすれば人格という収穫物が手に入る
 実りが近づいた、人格というよい種をまきなさい
 そうすれば運命という収穫物が手に入る
 最後によい運命の種をまきなさい
 そうすれば素晴らしい人生が手に入る

引用終了 ーーーーーーーーーー

スタートの地点で、方向をきちんと見据えて小さな努力を始める。そして、これを重ねる。一年後にはとても追いつかないほどの差が生まれる。そんな思いを混めて話した。

4限は、ビックな企画。

フィンランドの現役の小学校のベテラン先生と、国学院大学の千葉保先生と、元フィンランド大使館員の北川達夫先生による、講演と対談。司会は私。いやあ、凄い豪華。児童教育学科の一回生は全員。上回生は希望だが、300人ぐらいは集まった。

ひょんなことからこの企画は生まれた。私が関西ネタ研で発表したとき、千葉先生がいらっしゃった。千葉先生と言えば、『授業 日本は、どこへ行く? 使い捨てカメラ,ハンバーガー,日の丸』である。私は教師になった頃、この本を読んで衝撃を受けた。それから先生の御著書で私淑していたのだが、実際に目の前にいらっしゃったので、慌てて名刺を持ってご挨拶に伺った。

そこから連絡をいただけるようになり、フィンランドの先生が日本に来るのだけど、話す機会を作れないか?ということになった。それはありがたいということで学科の会議にかけたところ、そりゃあいいということになった。

さらに、フィンランドと言えば北川さんである。連絡したところ、手弁当で来て下さるとのことであった。というか、フィンランドの先生も、千葉先生も手弁当で良いと言う。すごい。

講演会は前半が北川さんの同時通訳による講演。フィンランドの社会、学校の様子など具体的にあれこれ話をしていただいた。なぜ、フィンランドは競争をしない教育が成功しているのかなどの根本的な考え方を示してもらった。そして、その競争には二種類あって、一種類の競争はしないがもう一種類の競争は日本等比べ物にならないほど熾烈であることも話されていた。

事前の打ち合わせのときに面白かった話題の一つに、フィンランドの先生から

「なんで日本はPISAで学力が高いのですか?」

と質問を受けたことである。日本はフィンランドが世界一と思っているが、フィンランドは日本が全ての教科で常に上位グループに安定していることの理由を知りたがっているというのである。おもしろいものだと感じた。

後半の対談の予定が、学生たちからたくさんの質問が出たので、それに答える質疑として話が続いて行った。

質問は出るかなあと少し心配であったが、これは杞憂であった。四回生を中心に、いい質問がたくさん出た。

この場合、良い質問とは。

1)講演の内容を引用している。
2)調べれば分かることではない。
3)主張の根拠、または前提となる部分への質問。

ということである。これらが、40分間途切れること無く出続けていたのである。四回生あの姿を見て、下回生は勉強になったのではないかと覆う。

夜は、懇親会。学科の教員、フィンランドの先生、北川達夫さん、四回生の学生たちと一緒に。北川達夫さんとは懇親会で過ごす時間の方が多いかもしれないf(^^;。

そして、歴史は夜作られる。
ここでもあれこれ裏話や四方山話が繰り広げられた。
とてもブログには書けない話ばかりである。

私はぎりぎり終電で帰宅。
ああ、濃い一日であった。

« iMac27インチの登場 | トップページ | 新刊 『クイズ日本語の大冒険』(教育画劇 池田修監修) »

コメント

すごい企画ですね。現職のフィンランドの先生のお話が聞けるなんて、もう滅多にない機会だと思います。相変わらず、池田さんの企画力と実行力には敬服します。きっと、学生たちは大きな刺激を受けたでしょう。将来、フィンランドへ留学するという学生が出てきたりして。
新刊のご刊行やらiMac27インチの導入やら、池田さんの周りでは様々なわくわくする出来事が進んでいて、素晴らしいと思います。
また教えてください。

ご無沙汰しております。また、博士課程ご入学おめでとうございます。お忙しいと思います。

私の方もそれなりに忙しくしております。折角iMac27インチを導入したのに、研究室の片付けがままならぬためとんでもないことになっておりますf(^^;。

今回の企画は、いままでのご縁の中で実現したという実感がとても強くあります。池田と一緒にあそんでやろうという風に思って下さる方がいて、トントン拍子で進みました。ありがたいことです。

また、遊んでやって下さい(^^)。

北川さんは本日、都庁職員向けの日本語力向上研修の講師だそうです。先ほど2ヶ月ぶりにメールが来ました。

産経新聞東京版にその記事が出ています。

北川さんにとっては、新幹線は山手線と同じ感覚なんだろうなあと思います(^^)。新幹線が山手線で、フィンランドまでいく飛行機が新幹線の感覚かな。

いづれにしても、非常にいい時間を過ごすことができました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« iMac27インチの登場 | トップページ | 新刊 『クイズ日本語の大冒険』(教育画劇 池田修監修) »