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2010/04/05

少し、少しだけこの思いを封印して、駆け抜けよう

4/5

午前中から事務仕事。
うーむ。明らかに仕事がたまっている。やってもやっても終わらない。いや、そんなにやっていないのかなあ。

千鳥ヶ淵の桜が頭の中から離れない。
圧倒的なボリュームで、妖艶な桜。

Chidori

さらに追い討ちをかけてくるのが、さだまさしさんの「風に立つライオン」だ。

引用開始 ーーーーーーーーーー

作詞:さだまさし 作曲:さだまさし

突然の手紙には驚いたけど嬉しかった
何より君が僕を怨んでいなかったということが
これから此処で過ごす僕の毎日の大切な
よりどころになります ありがとう ありがとう


ナイロビで迎える三度目の四月が来て今更
千鳥ヶ淵で昔君と見た夜桜が恋しくて
故郷ではなく東京の桜が恋しいということが
自分でもおかしい位です おかしい位です


三年の間あちらこちらを廻り
その感動を君と分けたいと思ったことが沢山ありました


ビクトリア湖の朝焼け 100万羽のフラミンゴが
一斉に翔び発つ時 暗くなる空や
キリマンジャロの白い雪 草原の象のシルエット
何より僕の患者たちの 瞳の美しさ

この偉大な自然の中で病いと向かい合えば
神様について ヒトについて 考えるものですね
やはり僕たちの国は残念だけれど
何か大切な処で道を間違えたようですね

去年のクリスマスは国境近くの村で過ごしました
こんな処にもサンタクロースはやって来ます 去年は僕でした
闇の中ではじける彼等の祈りと激しいリズム
南十字星 満天の星 そして天の川


診療所に集まる人々は病気だけれど
少なくとも心は僕より健康なのですよ
僕はやはり来てよかったと思っています
辛くないと言えば嘘になるけど しあわせです


あなたや日本を捨てた訳ではなく
僕は「現在」を生きることに思い上がりたくないのです


空を切り裂いて落下する滝のように
僕はよどみない生命を生きたい
キリマンジャロの白い雪 それを支える紺碧の空
僕は風に向かって立つライオンでありたい


くれぐれも皆さんによろしく伝えて下さい
最后になりましたが あなたの幸福を
心から遠くから いつも祈っています


おめでとう さようなら

引用終了 ーーーーーーーーーー

http://www.youtube.com/watch?v=TTYZn1EVWl0

先日のライティングワークショップのラブレターで頂いた感想の中に、

引用開始 ーーーーーーーーーー

「どの」だと、生き方がまだ定まっていない感じがします。池田さんは僕からみると迷いの中を歩いているというよりは、一本の道を進まれているように 見えます。ですから「この」と思いました。

引用終了 ーーーーーーーーーー

という感想を貰った。外側からみるとそう見えるのかなあと思ったものだ。みんなと同じことができないから注意されて怒られてきたのに、それが個性と言われて褒められるようになり、多くの人が選ぶ道を自分は選べないなあ、こっちがいいなあと思っていたら一本道を進んでいると言われるようになる。

ひーひー、言っている姿なんてのは見せるものではなく、ときどき吐露することなのだと思っている。
それは、あんな美しい千鳥ヶ淵の桜や、千鳥ヶ淵の桜の記憶とセットとして記憶されている「風に立つライオン」が引き金になって、私を私の世界へと沈めて行くのだなあと思う。

少し、少しだけこの思いを封印して、駆け抜けよう。

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