満開のさくらに包まれて
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朝、野暮用を済ませて、京都市内を回る。南禅寺の横にあるインクラインの桜を見に行く。今日がこの場所のピークだろう。
時折桜吹雪が舞う。
ああ、もったいない。
ああ、切ない。
ここで一句。
と浮かんでこないもので、悔しいのでシャッターを切り続ける。
思うに、松尾芭蕉がデジカメを持っていたら、俳句をこんなに作ったのかなあと。写真の無い時代だからこそ、その一瞬を俳句に詠み込んだのではないかなあと、凡人は凡人の考えをするのである。
◆
大学に到着。研究室の裏に咲いている桜が緑とのコントラストで奇麗。
昼からコース会議。
今日は主に、一期生をどうやってサポートするかに集中して議論を重ねる。
要は彼らが望むことで出来ることであればなんでもしてやろうという、極めて児童教育学科児童教育コースらしい結論に落ち着く。簡単に書いているが、これはかなり凄いことだと思う。
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その後、日没までにはっ!と自分に言い聞かせて原稿を書き続ける。
途中、研究室から見える桜を見降ろしては心にゆとりを貰い、鶯の冴えずりには心を驚かしながら喜びを得て、なんとか仕上げる。
新年度の始まりに、新入生につきっきりでなく、こうして仕事ができるのは、職員、それに上回生のオリター諸君の働きによるところが大きい。感謝感謝である。
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満開のさくらに包まれて、
明日からは初年次導入教育の新入生キャンプだ。
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