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2010/05/22

黄砂と地下鉄サリン事件

5/22

昨日、晴れているのに琵琶湖の対岸が見えないというのとがあった。私は勝手に、霧だと言っていたのだが、どうやらこれは黄砂とのこと。

関東にいた時は、こんなに黄砂というものを感じなかったので、少し驚く。

あれは、八王子の中学校にいたとこのことである。私は夏休みの日直業務ををしていた。

職員室にいると、なにやら異様に臭いのである。職員室は、クーラーをかけて窓を閉めてあったので、匂いの元は、職員室にあると思ってあちこちを捜した。しかし、見つからない。

一瞬、私だけかと思ったのだが、一緒にいた教頭先生も、何か匂うねえと言う。やはり、臭いのだ。

職員室の外にでてみると、外も臭い。いや、学校中が臭いのである。教頭先生と私でその匂いの原因を捜すべく、学校中を歩き回った。しかし、原因は相変わらず分からずであった。

たかだか匂いじゃないかと思われるかもしれない。しかし、その時は、事情が事情であったのだ。地下鉄サリン事件があった頃なのである。

八王子は、サティアンのあった山梨県にも近い。私達が恐れたのは、それであった。自暴自棄に陥った彼等が、なにかをしでかしたのではないかと訝ったのだ。

原因が分からないことほど怖いものはないなあ、ということを実感した。

二日続けての日直で翌日も学校に行った。
そのときには原因は分かっていた。昨晩のニュースで大々的に報道していたのだ。

それは、新島の噴火であった。
噴火に伴う火山性のガスが東京湾を超えて、八王子まで届いていたのである。その匂いが充満していたのである。職員室から見える富士山を望み、

(あれが噴火したら、とんでもないことになるんだろうなあ)

と、リアリティを持ったものだった。

琵琶湖にかかる黄砂を見て、そんなことを思い出した。

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