大学の教員になって五年目で初めて
6/17
ではあったが、体は正直であった。
大学の教員になって五年目で初めて、チャイムが鳴った瞬間に授業を始められなかった。
朝起きた時はそうでもなかったのだが、家を出る頃になって体が言うことを利かなくなり、もう一度体を横たえてしまった。
『すまん、20分遅れる』
とゼミ生に連絡する。
◆
なんとか大学に到着する。
授業に入る。三回生ゼミだ。
授業が始まってしまえば、気持ちを張りつめて過ごせる。まさに、教師の鏡であるf(^^;。
先週に引き続いて、自己紹介30秒バージョンのレッスンである。あれこれ、具体的に指導する。じっくり考えてほしい。ちなみに、来週は、「あなたは、なぜ教師になりたいのですか?」という質問について答えるというレッスンである。
多くの若者が間違っている部分を予め指摘しておいた。そして、それを踏まえて来週は行う。楽しみである。
◆
昼ご飯を食べる。
そこにゼミ生がいた。最近iPhone3GSを買った学生である。
「先生、これいいですね。エバーノートって知っていますか?」
カチーン、であるf(^^;。
『あのな、私はな、さんざんiPod touchを使っているのだよ。というかむしろそれが使いたくてiPod touchやiPhoneを買っているんだぞ。だいたいからしてコンピュータのことでお前に習ったことがあったか? いつもMacは良いぞ、iPod touchは良いぞと私は言っているではないか』
『それに、言葉遣いが違う。「先生、ご存知ですか?」である』
体調が優れないのもあるが、厳しく指導。後半年で社会に出ていくのである。今しか指導できない。ま、この程度でめげるこの学生ではないのは分かっているが。
◆
その後、GP関連の作品を作り、ひと呼吸したところに電話。嬉しい電話なのだが、やはり忙しさと疲れがあってきちんと対応できない。まずい。
◆
その後、卒業生がやってくる。今年の採用試験を受けるという。そのエントリーシートの指導をしてほしいというので、引き受けた。
ここでもガンガンダメ出し。もちろん、何を書くのか同格のかの最終決定は、提出者である自分が考えれば良い。私の言ったように書け等と言うつもりはない。だから、私は
『ここはどういうことなの? なら、足りないんじゃないの』
『本当に言いたいのは、その先にあるここじゃないの?』
『順番は、このままでいいの?』
など確認する。ライティングワークショップのカンファランスのようなことをした。しっかりと合格するんだぞ。
◆
で、小学校の修学旅行、夜の学習会に向かう。
去年から引き受けたのだが、岐阜県の小学校の修学旅行の夜の京都学習会を、うちの三回生ゼミが担当して行うというもの。
三回生ゼミ生にとっては、良い勉強になる。去年も良い評価を頂き今年も依頼されたと言うものである。
取り組みの前半は、大丈夫かというものであった。だが、ほっておいた。やるのは彼らだ。しかし、確認はせねばならぬ。一週間前に確認をしたら、ま、ダメだコリャの世界であった。子どもたちを舐めているとまでは言わないが、こんなもんでいいだろうというような感じになっていた。
活を入れる。
その結果、昨日の学習会は、日頃ご指導されている先生方のお陰もあって、ま、それなりにはうまくいったかなと言えるものになった。良い経験をさせていただいた。ありがとうございます。
◆
本当は、その後食事でもとは思ったのだが、時間が遅いのと私の体調が優れないのもあって、その場でお開き。帰宅は23:00であった。
いくつかのメールをチェックして、そのまま爆睡。
« 橘ちびっ子ランド | トップページ | 一段落したところに、学生からメール »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
だいぶ体調を崩されているのですね。拝読して驚きました。。本当にお大事になさって下さい。
投稿: おーしゃん | 2010/06/18 22:25
ありがとうございます。情けない限りです。美味しいものを食べて治したいものです(^^)。
投稿: 池田修 | 2010/06/19 09:37