そしたらお父さんが
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旧暦で言えば神無月の晦日である今日。娘の七五三を行った。両親のいる東京でもやったのだが、それはそれ。お祝い事は何回やっても良いと思ったので、近江の地でもやることにした。
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本当は、金曜日にやる予定だったが、天気が荒れるという予報。流石に嵐の夜に生まれた娘だ。
しかし、日曜日に変更して大正解。金曜日だったら途中で雷雨だった。
この日は、朝から綺麗に晴れた。
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今回は地元の近江神宮で行った。ここは天智天皇を奉っている。日本に始めて時計(水時計)を持ち込んだ天皇ということで、それも奉っている。さらに、カルタクイーンの大会も年に一回行われているところだ。
娘は、お化粧をして、着付けをして、写真を撮って、お祓いをしてと、まあここまではとっても順調であった。ところが、一段落して、さあ、家族でスナップ写真を撮ろうかというところにきたら、ものすごいダダ。
「お父さんと写真撮らない」
まで言い出す。
流石の私も頭に来る。
『もう、置いて帰る。勝手にしなさい』
まで言う。
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が、まあそんなわけにもいかず、そんなことをするはずもなくである。
おやつを食べさせて、機嫌が良くなるのを待つ。
復活してからは、良い笑顔であった。
娘ともベストショットが撮れた。
家宝にしよう。
◆
夜。
お刺身の好きな娘に、お祝いのお刺身を出す。
食べながら娘が話す。
「さっき泣いていたの」
『どうしたの? 神社で泣いていたんじゃなくて?』
「さっき」
『どうしたの?』
「だってお父さん置いて行くって言ったから、悲しくなってなって泣いていたの」
とのこと。
うう。言い過ぎたかなあと、少し反省。
わがままは許さないという思いと、甘えさせてあげたいという思いと。はあ、この葛藤は続くのだろうなあ。
でも
『痛いの痛いの飛んでいけで、お父さんに飛ばせば良いんだよ。そしたら痛くなくなるよ』
と言うと、
「そしたらお父さんが痛くなっちゃうから、ダメ」
という娘。ううううう(涙)。
大きな事故、怪我、病気もなく、優しく愛らしく、ここまでよく育ってくれた。
感謝感謝だ。
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コメント
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こんにちは!素敵な娘さんですねぇ^^
こちらが涙。。
ありがとう!
投稿: 大えき 哲也 @longlong1028 | 2010/12/06 17:54
ありがとうございます。
怪獣にもなりますが、こんなことも言うので、お父さんはたまりませんf(^^;。
投稿: 池田修 | 2010/12/06 18:02
七五三を二回もやってもらえるなんて、幸せな娘さんですね。
わがままを許さないという思いと、甘えさせてあげたいという思いの引っ張り合いは、当分続きそうですね。その役割も父親と母親が時々入れ替わったりしたりと色々工夫されている事でしょう。
今になって思いますが、子育てって、色々なところで、自分がいつも試され、鍛えられて、自分も成長していける、修行なような気がします。
私もまだまだその成長過程にあり、子育てを楽しんでくださいとは、とても人様にいえる状況にはありません。
投稿: 青木 新作 | 2010/12/06 20:37
甘えさせるのは、十分に甘えさせてあげたいと思っています。ですが、甘やかしてはダメだなあとは思っています。思って這いますがf(^^;。
ですがまあ、あれこれ考えることなく、生きて来た私の直感を大事にして育てて行きたいなあと思っています。もう、この都市ですからf(^^;。
いろいろと教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
投稿: 池田修 | 2010/12/07 20:40