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2010/05/29

命の有限性、切なさを感じるのである

5/29

娘を授かったことで、自分が変わったなあと思うことはいくつもあるが、そのうちの一つが、休日を意識することとである。もちろん、中学校の教員と大学の教員の違いもあるだろうが、休日の意識の仕方が違う。

どうやって娘と過ごそうかという思いが浮かんでくる。もっと言えば、休日に仕事をしようと思わなくなってきているのである。もちろん、「明日の教室」とかその他やりたくてやっているものもある。また、お願いされてやらなければならいものもある。だが、休もうという気持ちになっているのには、自分でもびっくりしている。

(へー、休日ってこんな風に過ごすね)

と思ったりするのである。
命の有限性、切なさを感じるのである。

昼前に近くのガーデンに。今は薔薇が満開である。いつもでは考えられないくらいの人で一杯である。薔薇のスパイシーな香りと芝生のバナナのような甘い香りに満たされた中を、娘と歩く。

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娘はまだお母さんのお腹の中にいた時から、このガーデンに来ている。ガーデンの職員さんは娘の成長を楽しみに見守ってくれている。うれしい。

うちの四回生ゼミの女子学生たちを連れてきてあげたいなあと思いながら、まだ実現できていない。もう、来年はいないのだから今年が最後のチャンスだなあ、この一週間がラストチャンスだなとも思う。

同じガーデンだが、こうして二つの時間が流れているのだなあと思う。

昼は、パスタを作る。春キャベツのアンチョビソース和えだ。トマトとスイートバジルのサラダを添えて食べる。が、娘はトマトしか食べない。お気に召さないのか。父は悲しい。

が、風呂から出た娘。
昼のパスタを食べずに残していた娘であったが、夕ご飯に手を付けたら、どんどんと食べ進める。
そして、
「お父さん料理上手だね」
と。
『そうf(^^;。』
いつこんな言い方を覚えたのだ?!

バジルペーストを作るために、スイートバジルを細かく刻んでいたら
「お父さん、手を切らないでね。気をつけてね」
とも。

単純によろこぶ私。

今宵は十六夜の月。
月の出が20:30なのでなかなか昇ってこない。
「お月様、まだかな?」
と言いながら
「お月様、早く出てきて!」
と食事の最中に叫ぶ。

そして、出てきた月を見て
「お月様、こんばんは!!」
とさらに大きな声で叫ぶ。

16m1

お転婆で、わがままで、気に入らないことがあると大泣きで、自分の都合の悪いことは聞こえないフリをして、部屋をがんがん汚すけど、可愛いんだよなあf(^^;。

ああ、親ばか。

チャコールグレイのスラックス

5/28

午前中は一週間の疲れと風邪で弱った体をいたわりつつ、過ごす。土日に仕事の入ることの多い私は、金曜日が基本的にはオフの日である。

ではあるが、今日は午後から依頼されている講座があるので、緊張の糸が一本緩まないままの、時間の流れであった。

ま、それも仕方が無い。

午後3時30スタートということでこれにあわせて家を出る。中学校に到着したのは、ギリギリの時間であった。余裕を持って家を出たのだが、着いた場所が違っていたので、慌てて移動する。会場には開始5分前に到着であった。ふう。

その中学校の先生全員、地域の主任の先生、さらにはその中学校に教育実習できている学生諸君の20人ぐらいの人数で講座を行った。

時間がない。90分の持ち時間であれこれするのだが、演習を組み込むとその反応、対応が読み切れなくて時間が伸びることもある。今日も、申し訳ないのだが勤務時間を10分伸ばしてしまった。予定外の展開があってのことであった。

まだまだ修行中だ。

その後、注文しておいたスラックスをとりに行く。まだパンツと言うには抵抗のあるおじさんの世代の私だ。スラックスですよ、スラックス!

もう何本目になるだろう、チャコールグレイのスラックスは。これが好きなのでこればかりである。しかし、今回は人生で初めてオーダーメードをした。

正確に言うとセミオーダーかもしれないが、つり下げられているものを購入するのではなく、生地を購入して、サイズを測ってあれこれ好みを言って作ってもらったのである。

いやあ、これが気持ちが良い。当たり前だが、私にぴったりである。この夏はこれを中心にしよう。

その後あれこれあって、帰宅。
満月の美しさを楽しむ。
そこに、対岸で花火。

Fw

うーむ。
見事だ。

今シーズンは、何回花火を見られるかなと思う。

2010/05/28

みんな、早く治れ

5/27-2

あちこちに風邪をうつしているのではないかと申し訳ない思いになっているこのごろの私である。症状が一緒なので、そうであろう。

娘もそうである。
幸いにして元気で食欲もあり、熱も下がってきたのであるが、咳が止まらない。痰が絡んでいてもとってあげることができない。鼻水だけは吸い出すことができるが、とにかく見ているだけと言うのが辛い。

親は、自分のことは我慢が出来るが、子どものことは我慢できないってことが『ブラックジャックによろしく』の小児科編にあったが、まさにそうだなあと思う。

四回生ゼミでは、今後のスケジュールの確認。
ゼミ生の採用試験の日程を確認する。さらに、私の夏のスケジュールを知らせて、相談したい時に面談の可能性のあるところの日程の調整をする。

授業のあるときは、外部のお仕事はできるだけ入れないようにしているのだが、授業が無い時はどーんと入る。だから、私の八月は、とんでもないことになっている。そこで、確認が必要なのだ。

それにしても、いよいよ学生たちは本番だ。
期待しているぞ。

研究室に電話があった。
「マンション買いませんか?」
のいつもの業者ではない。

今までやってきた仕事の一つが、違うところで評価されて、それが新しい展開を生むことになったと言うのである。開発を許可してほしいとのことであった。もちろん、よろこんでである。

完成したら、お報せしたい。

Fm1

家に帰ると、琵琶湖の向こうにほぼ満月が上がっている。
雲の切れ間から、顔を見せている。

「お月様、こんばんは!!」

と咳をしながら叫ぶ娘。うーむ、可愛いのやら可哀想なのやら。

夜は、初めて私と二人で寝ることができた娘である。
「明日、明るくなったら、ギター弾いてね」
「大学でうどん食べようね」
「お話ししてね」
等と言われながら、寝る。

みんな、早く治れ。

2010/05/27

6/12(土)第34回明日の教室のご案内です

6/12(土)第34回明日の教室のご案内です。

今回は、算数教育です。「算数指導のあれこれ 塾での中学受験指導を通して」ということをテーマで、稲田塾中学受験部ジェネラルマネージャーの前田陽孝(まえだ はるたか)先生にお越しいただきます。

前田先生のプロフィールをご覧頂けると分かりますように、関西の算数指導において、長年全国トップレベルでご指導を続けられております。

今回は、塾での算数に関するご指導を中心に、算数教育全般に関するご提言なども頂ければと思います。

算数教育が中心ではありますが、一つの教科を極めた先生のお話と言うのは、他教科の指導についても多くのヒントを得ることができるかと思います。是非、ご参加ください。

日時:2010年6月12日(土) 13:30〜17:00
場所:京都橘大学 児優館 C502
会費:一般 2000円 学生1000円 苦学生 要相談
なお、懇親会も予定しています。3000円程度

お申し込みは、

http://kokucheese.com/event/index/2836/

です。お待ちしております。

講師略歴

講師 前田陽孝(まえだ はるたか)さん@稲田塾中学受験部ジェネラルマネージャー。

学生時代から中学受験をめざす6年生を担当、以来中学入試の最前線に立って難関校を目指す受験生を指導。教え子は1000名を超える。塾・学校の垣根を越えた活動で、大阪府公立小学校算数教育研究会での講師も歴任。

分数学習教材の『分数トランプ』(特許出願済)を考案、公立小学校現場でも活用される。学研『アルゴ』ゲームの開発に携わる。毎年香港で開催される『少年数学世界大会(Po Leung Kuk Primary Mathematics World Contest)』の日本チームリーダー。2005年には引率した「OSAKA TEAM」がChampionに輝く。2005年3月には,『日本朋友算数教学考察団』の一員として,中国・上海に渡航。

華東師範大学附属小学の5年生に授業。テレビ出演(2006/1/31)『今日の出来事』の特集で一週間にわたり密着取取材。教え子の受験風景と関西の中学受験の模様が全国ネット放映。

函館創才セミナー団長として,毎年8月に本土より40〜50名の中1生を毎年函館大沼に引率。広中平祐(フィールズ賞)氏,ピーター・フランクル氏らとの,濃厚かつ充実した数学の学びの場を創出。NHK教育テレビ『テストの花道』の番組制作にも参画。

2010/05/26

そのとき授業は動いた

5/26

娘が発熱。子どもの発熱はあることだが、やはり心配。早起きして対応。本人は真っ赤な顔をしながら、病院に行けること、お薬を飲めることを楽しみにして結構元気。薬を飲ませても
「おいしい!」
という次第。ありがたいことだ。

食べられることは、病気治癒のためにはかなりのアドヴァンテージだ。私は、「食べて治す」ことを親から言われ続けてきたが、これが娘にも遺伝しているようだ。嬉しい。

大学に行く準備をしていたら、宅急便が届く。
新茶であった。

教師になったときに最初に赴任した学校の卒業生からの届け物であった。名門のお茶屋さんに嫁いだ私の元「娘」からの初夏のご挨拶であった。とても嬉しい。また、そこにはお茶を頂いた以上に嬉しい書き添えがあって、思わず声を上げる。おめでとう。

新茶は、研究室に少し持って行くことにする。
研究室に来た先着数名には、飲ませて上げよう。

2限の研究入門ゼミ。授業開始30分前まで今日の授業の入り方を決めかねていた。今日は、文章の読解と批判の仕方についてのレッスン。

読み取りの指導では、読み取れないことを指導することと、書いてもいないことを読み取ってしまうことを指導することと、両方の誤読を指導したい。どういう導入で始めようかとあれこれ考えているところに本日の日直登場。

私の多くの授業では、日直制度を導入している。授業前に研究室にやってきて当日の授業の資料を受け取り、授業前に資料を配布するのがその仕事のほとんどである。しかし、これをすることで学生たちと小さな会話をすることができる。これが大事だと思っている。

さらに、この授業では「この花を紹介します」ということをさせている。

本学は、自然が豊かで学内には四季折々の花が咲いている。この花を摘んで、教卓と休息スペースの花瓶に活けるのである。その際に、学名、別名、花言葉、咲いている場所などのデータを書き込むカードを一緒に置くことにしている。

小学校の先生、保育士になろうとしている学生たちである。出来るだけ多くの花の名前を知っていることが大事だと考えている。だから、少しずつ、一週間に一つ、二つぐらい覚えさせたい。そのためにさせている。

もう一つ。自分の学びが誰かの喜びになるということを考えさせたいのである。日直の学生が選んできた花。そして、その花言葉を載せた「この花を紹介します」カードを見た、他のある人は
(へーっ!)
と思うこともあるだろう。

このとき、学生の学びは他の誰かの喜びになるのである。学んだことが、誰かの喜びになる。この30年間、自分のためだけに学ぶということを続けてきた結果、日本はおかしくなってきたのではないかというのが私の一つの仮説である。だから、誰かのためになるような学びのシステムを意識させたいと言うのが、この実践である。

で、今日の学生が持ってきたの花の一つが「シロツメクサ(クローバー)」であった。その時、私は、

(あ、これで行ける!!!!!)

と思ったのである。
シロツメクサに関わった写真の読解の教材があったのだ。この写真を使って、非連続テキストの読解の体験から、連続テキストの読解へと導き、批判の文章のレッスンへと導けると一筋の道が見えたのだ。それは、授業開始5分前のことであった。

そのとき授業は動いた。

ま、そんな大したことではないんですけどf(^^;。

2010/05/25

いわゆる正解のない問題である

5/25−2

昨晩はうっかりリビングにおいた自立式のハンモックの上にネッ転がったのがまずかった。寝てしまった。そのまま朝の4時過ぎまで寝てもうた。

お陰さまで久しぶりに琵琶湖から昇ってくる朝日を見ることができた。いや、そんなことを言っている場合ではない。まだ風邪が治りきっていないのである。

Asa

寝直そうとも思ったが、まあ、6時間は寝ているのでまずは仕事をしてしまい、その後、時間があったら、30分でも寝直せば良いと思って、動き出す。

風呂に入り、読書をする。朝の「風呂」読書である。今読んでいる本は、相当面白い。読み終わったらブログで紹介するかもしれない。いや、しないかな。

というのは、私の授業に関するアイディアをどんどん刺激するのだ。今朝の風呂の時間だけで、授業を修正するアイディア、卒論指導のアイディア、論文のアイディア、新しい授業を作るアイディアなどがどんどん生まれてきた。こういうものは学生に予習されても面白くないf(^^;。

本当は、「早起きは三文の徳」だが、こういうときは「三問の得」のような気がする。三つの良質の問いを得たような気持ちがするってことだ。

結局本に興奮して30分寝直すことはできなかった。ま、これも良しである。

1限と3限は、教科教育法(国語)の授業。

私は授業では、殆ど板書をしない。どんどん話していく。それを学生たちがメモをするという形式で行っている。もちろん、ディベートを学んだ私は、ナンバリングとラベリングをきちんとして話している。だから、学生たちはメモをしやすいはずである。

ところが、このメモをしやすい話し方というのが、一つの新たな問題を生むのである。世の中の人たちは、そんなにしっかりとナンバリングとラベリングをしながら話してはくれない。だから、私がしっかりと話せば話すほど、学生に楽をさせて力をつけないということにもなりかねないのだ。

そこで、今日の授業の冒頭の部分は、ナンバリングをせず、ほとんどラベリングもせずに話すということを宣言して、授業を始めた。その結果どうなるのかを感じてみると良いということで行った。

結果としては、やはり圧倒的にメモが取りにくいということであった。この経験を自分が先生になったときに生かして、ナンバリングとラベリングがしっかりできる話し手になるようにと話す。

あ、もちろん、その後ナンバリングを施した概略も伝えました。

で、本論は漢字の指導についてである。
ま、これは『教師になるということ』(ひまわり社)に書かれていることを主として行った。

だが、本には書けないあれこれの事例や、指導の観点や方法などもふんだんに取り入れて、大学の授業では行う。授業実践は豊かに行われるのである。

漢字指導を通して、学習指導とは何なのか、その一つの典型を示すというのが、今日の授業の目的である。学生たちは、一瞬で書けた「薔薇」の漢字を見ながら、一連の指導の凄さにおののくのであった(^^)。

その後、学生の相談を受ける。
いわゆる正解のない問題である。

正解のない問題というのは、どちらを選べば自分の人生が充実するか分からないという種類の問題である。

この種の問題にぶちあたるとき、私が考えることは次のことである。

1)問題を問題と考えずに、問題は課題と考える。問題であれば、それは愚痴や不平や不満になるが、課題は解決すべき対象になる。多くの場合、問題は課題である。

2)多くの人にアドヴァイスを求め、決めるときは一人静かなところで、自分で決断を下す。

3)悩みの本質は、過去と未来にあるので、今を精一杯頑張るようにする。(あのときこうしておけばなあ、が過去で、これから大丈夫かなあ、が未来である)今を懸命に生きるものは、悩んでいる暇がないのである。

4)出した結論は、正解かどうかは分からないが、その後の自分の行動で結果的に正解にするようにする。

5)仮に正解にならなかったとしても、その責任は自分が背負う。

私は、だいたいこの方針で行うことを心がけるようにしてきた。特に1)が大事だと思っている。世の中は問題だらけと考えるのか、課題だらけと考えるのかで、その後の取り組み方が全く違ったものに見えてくる。

解決すべき課題なのだと考えること。とても大事なことだと思っている。

しっかり。期待している。

無事だと良いなあ

5/25

所用を済ませて大学に向かったのは、9時半を回った頃だ。いつもの道を走り、161号バイパスに合流した直後のことであった。通常なら加速をする上り坂のところで、車が止まっている。いやな止まり方だ。

(あ、事故渋滞だ)

とすぐに感じられた。5分待っても車が全く動かないのである。そこに、後ろから救急車のサイレン。さらには、消防車も駆けつけてくる。危険なトンネル内の事故のようである。

慌てて、車を左側に寄せて救急車両を通す。

事故は本当に一瞬である。
一瞬の判断のミスで事故になる。

雨の月曜日。気分が滅入っていたのか。それとも週末で疲れが取れなかったのか。分からない。ただ、一瞬で起きる。無事であることを願うしかない。

迂回したため、授業へは授業開始ちょうどの到着となってしまった。危ない危ない。

三回生ゼミは、『街場の教育論』の講読。今日からレポーターが進める。ゼミは話してなんぼなのだが、どう話せば良いのかがまだわからないようである。発表箇所のハンドアウトを作る。これは見本を示したので、奇麗に出来ている。

その先である。
自分で議論の説明や反論などを入れ込むことが、まだまだである。本に書いてあることは、全て正しいという思い込みに絡みとられている。
(本当か?)
と思えるか。ここが勝負。

国語科教育法は、去年の受講生も参加。
いま、採用試験に向けての勉強や就職活動への取り組みの真っ最中である。

例によって、
「気合いを入れて下さい」
ということでやってくる。久しぶりに受ける私の授業で、なまっていたものを取り戻したいとのことだ。

授業後、メモをとるのがなまっていたことを述べていた。さらに、教育実習の指導案を作っている学生が、予定している発言を全て文字にして書き出しているということを言っていたので、

『あ、ちなみに今日の私の授業のメモだけど』

と見せたら、驚いていた。

「先生、このメモであの授業をされていたのですか?!」

と。なんのことだか分からなかったのだが、学生からしてみると、もっとたっくさんの言葉が書いてあると思っていたのである。今日は90分の授業のためにA4で二枚弱の授業メモで行ったのだが、それが信じられないというのだ。

『まあ、ここにあるのは、出典とか数字とかだからねえ。あとは、説明の部分は書かなくてもねえ。授業を始めようとしている君と私を一緒にされても困るけどね』
「あ、すみません!」

と言えるところが本学の学生たちの良いところである。自分と比べて考えるのもまあ良いけど、こっちは君達が生まれる前から授業をしているんだからねえ(^^)。

その後、事務仕事。

帰りは、事故のあったトンネルを通って慎重に帰宅。
無事だと良いなあ。

2010/05/24

明日の教室 2010年度後半予定

教育研究会「明日の教室」関連のご案内をブログのトップに置くことにします。

                   ◆

2010年 研究会の予定

 09/25(土)   琵琶湖にてカヌーなどを体験

 10/23(土)   野口芳宏氏  
  11/20(土)   立命館小学校英語スタッフによる、小学校の英語教育
 12/18(土)   岩下修氏 
 01/29,30(土)(日) 石川 晋、伸佳三氏による学級経営、国語教育の講座。新春企画として一泊二日を考えています。

                   ◆



明日の教室の書籍1〜5と、DVD1~10が発売されました。



書籍は、http://www.gyosei.co.jp/home/books/book_detail.html?gc=3100501-01-000/
DVDは、http://www.sogogakushu.gr.jp/asunokyoshitsu/dvd_1.htm 



からお求めください。

 ◆

東京分校

9月18日(土)「明日の教室・東京分校」
日 時:平成22年9月18日(土) 13:30~17:00
講 師:野中信行先生(元横浜市立大池小学校教諭・横浜市初任者指導教諭)
テーマ:「今、現場教師に求められている切実な課題とは何か」
       ~仕事術・学級づくり・授業づくりについて問いかける~
場所:荒川区立第三中学校 多目的室(東京都荒川区南千住8-10-1

大阪分校

9月4日(土) 「明日の教室・大阪分校」
日 時:平成22年9月4日(土) 14:00~16:45(13:30受付開始)
講 師:仲里靖雄先生(帝塚山学院小学校)
テーマ: 「指導力向上って何? 〜教科指導と学級経営の側面から考える〜」
場所:大阪府教育会館 たかつガーデン 2F ガーベラ(大阪市天王寺区東高津町7番11号)

読書へのアニマシオン

5/24

読書へのアニマシオンは、スペインのモンセ ラット・サルト氏が開発した手法だ。本一冊を丸ごと楽しむための「作戦」が75種類作られている。

10年前に、そのモンセさんが84歳で来日されていたときに、私は直接お会いしている。上野で行われた「国際読書教育シンポジュウム 『生きる力』をはぐくむための、読書教育のあり方」というのに、参加したのだ。

国語科を実技教科にしたいという思いを持っていた私は、そのこともあって参加したのだった。84歳とは思えないエネルギッシュなモンセさんのお姿に、びっくりしたのを覚えている。今回の明日の教室の講師の先生にも、ここでお会いしている。

伝統的にヨーロッパでは読書教育はきちんとされる。それも分析批評の方式に則った、かなり厳密な読み方を身につけさせられる。ここでレッスンを受ける生徒たちは、やがて絵画でも音楽でも分析批評の方法で解釈することが可能になるらしい。

しかし、どこの国にもそういう「きちんとした」方法でやる勉強に向いていない子どもというのは、いる。問題はその子どもたちをどうするかである。

モンセさんは、この子どもたちにも読書の楽しみを共有させたいと考えたのである。そして、その方法が「読書へのアニマシオン」である。

つまり、本が嫌いという子どもたちを本の世界へと招待する「作戦」が、読書へのアニマシオンなのである。

確かに、いくつかのルールはある。例えば、本を丸ごと一冊扱うこと、同じ作戦は二回使わないことなど。スペインではアニマドールと呼ばれる専門の人が、地域の児童館などで指導している。学校ではやらないのだ。

だが、日本の実情を考えると学校でやるなどのことは仕方のないところであろう。それであっても、読書へのアニマシオンはとても面白い。

土曜日の明日の教室は、その読書へのアニマシオンの指導での第一人者の慶応義塾普通部の鈴木淑博先生にお越しいただいたのである。私も誘われたが中三の担任をしていたので行けなかった、本場スペインでの読書へのアニマシオン講習会にも参加されている先生である。

的確な読み、うっとりするような声質、包み込んでしまう笑顔など、読書へのアニマシオンをするためにいらっしゃるかのような鈴木先生のワークショップは、参加の皆さんをうならせた。

休憩時間の合間に、先生が持参されたご著書は、あっという間に売り切れてしまったほどである。

10年なんてあっという間だなあと、改めて思う。人生は思ったよりも短く、切なくすぎていくと思う。

久しぶりに会った参加者の方たちと、食事をしながら思う。

(ここにいるみなさんと、もう4年もやっているんだなあ。ここでの10年なんてのもあっという間なんだろうなあ。その時は、少しは成長していたいなあ)

と思いながら、切なく心地よい時間を過ごしたのでありました。
鈴木先生、ありがとうございました。

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