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2011/02/15

実は足下を深く掘り進んだところにも

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( 突然、雲間から朝陽は顔を出す)

夢は、山を登ったその先にあるようなイメージがある。が、実は足下を深く掘り進んだところにも似たようなものはあるものだ。理想を追い求めるだけでなく、現実を突き進むところにもあるってことだ。教師の仕事ってのは後者に近いんじゃないかなと、このごろ感じる。

そんなことをふと、思った。

教師になりたての頃、私にはなんとなくのビジョンはあったが、明確なビジョンというものを持って仕事に望むという言うことは殆どなかった。
(島の先生か、日本人学校の先生になってみたいかなあ)
ぐらいであった。

上を目指すという感覚がよく分からなかったとも言える。いわゆる上昇志向というやつだ。教師になるのは、子どもを大人に育てることを学校教育を通して行う。直接子どもたちと向き合うのが教師の仕事だと思っていたので、子どもの傍から離れるということはどうもイメージできないのであった。

勿論、管理職は大事な仕事。校長が変われば、学校は三日で簡単に変わってしまう。良い方向にも悪い方向にも。そのぐらい大事な仕事だ。だが、私には合わない。大人の相手を仕事にするというのが、私には合わない。学校が混乱する。それよりも目の前の子どもたちとあれこれする方がいい。向いている。

だから私には夢がないのかなあとも思った。
だけど、目の前のことをあれこれ深く掘り下げるのは面白かった。

子どもは深く掘り下げて行くと、面白い。いや、面白がってしまっては子どもに失礼なのかもしれないが、面白いのだ。勿論、掘り下げていいものばかりに出会うこともなく、大変なものにも出会うのだが、これが面白い。

私がそうだったからそうだと断定するつもりはないが、教育実践をするものは、山の上にある夢を追い求めるというイメージだけでなく、自分の足下を掘り進めるというイメージも結構必要だと思う。

掘り進めて行くと、そこに温泉が湧いたり、金脈を発見したりすることもあるのだ。ま、ここいらあたりに温泉があるだろうというようなものではなく、セレンディピティであるとは思うのだが、なかなかいい。

そんなことをふと思った。


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