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2011/02/06

非日常に触れることが、日常生活を活性化する 直島

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非日常に触れることが、日常生活を活性化する。

全ての仕事が終わったわけではないが、一仕事を終えたので二泊三日だが、旅行に出かけた。子どもと一緒だと予定通りにはならないが、それは旅行に旅の要素を入れるいいスパイスだと思いながら、過ごした。

今回の旅行は、300キロ離れた直島。
ベネッセハウスである。

旧正月を迎えたからであろうか、この旅の間は非常にあたたかでなんとも過ごしやすかった。また、旧正月のためかアジア圏からの客人も多かった。

びっくりしたのは、デンマークからの団体旅行の若者達だった。少し話をしたのだが、美しいということだったので、あなたの国もね、と伝えた。

直島には一度行ったことがある。だが、泊まりではなかったので今回はベネッセハウスに泊まってみた。娘が三歳なのでオーバルには泊まれなかったが、それでもパークとオーシャンには泊まれた。ホテルの対応はとてもあたたかくいいものであった。

安藤忠雄の建築であるこの建物は、コンクリートと光が見事。
さらに、このコンクリートの建物には檜の香りが空調でコントロールされていた。作品等も飾られていて、非日常を演出してる。
うーん、見事。

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食事前に、宿泊者にはご招待があった。
夕陽を眺めることの出来るカフェでシャンパンを飲みながらその美しい時間を過ごすことが出来るというのである。もちろん、二日続けて行った。

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初日は、最後までクリアに夕陽を見ることが出来た。

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二日目は、春霞の中に消えて行く夕陽であった。

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一日に二回。それぞれ一時間ずつ。朝と夕に地球はこんなにも美しい姿を見せてくれる。これを40億年もやっているんだからたいしたものだ。私は始まりから終わりまで、じっと見ていた。写真に収めながら、じっと見ていた。最後の一人になってじっと見ていた。

レストランも二日続けて行った。単純な名前にしたお陰でか、レストランでは給仕の男性スタッフ、女性スタッフに名前を覚えてもらい、とっても良くしてもらった。

二日目レストランに入ったときには、「あ、○○ちゃん。お帰りなさい」と言われるのであった。食事後、部屋に帰るときは両側にならんでお見送り。まるで、モーセの十戒であったf(^^;。

娘の名前は、単純で覚えてもらいやすいものがいい。

もちろん、地中美術館にも行った。
ここは、一度行っておくべき場所だろう。いや、行くべき所である。

絵画や工芸作品は、作品を移動させることが出来る。だから、地元の美術館で鑑賞することも可能である。しかし、地中美術館の作品は移動させることが出来ない。作品も、空間も、空気感も、景色も。すべて移動させることが出来ない。あの瀬戸内海をそのまま持ってこないと無理なのである。だから、行くしかないのだ。

一つだけお願いがある。この美術館に行くときには、固いヒールの靴では行かないでほしい。響くんだなあ。たぶん、それもあってモネの睡蓮の展示ルームはスリッパに履き替えさせられるもんなあ。

モネもいいのだが、私はやっぱりジェームズタレルの作品だ。ネタバレになるので(っていうか、美術作品でネタバレってのもすごいが)詳しく書かないが、これは本当に驚く。この作品を体験するためだけに、直島に行ってもいい。是非一度、である。

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写真は地中美術館のカフェからの瀬戸内海。空と海と水平線が一つになっている。

本を読んで、風呂に入って、節分をして、うどんも食べて、アート銭湯にも入って、フェリーにも乗って、カボチャのランドマークにも入って、あっという間の二泊三日であった。

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さ、日常に戻ろう。
もどって仕事をしよう。
だが、娘がまとわりついて仕事をさせてくれないf(^^;。

(写真は全てiPhone4にて撮影)


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