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2011/04/14

宵宮落し神事  近江坂本 日吉大社山王祭

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近江の人となって六年目になろうとしている。近江は、近江商人、近江米、近江牛などで有名である。ま、普通の人はこのぐらいのイメージであろう。私も東京にいるときは、これと琵琶湖ぐらいのイメージしかなかった。

ところが、住んでみるとびっくりするぐらい住みやすい。
街での買い物などは、流石に東京には負けるが、いいのだ。歴史がしっかりと息づいているのが分かるのだ。

昨晩は、比叡山の表玄関である、坂本にある日吉大社のお祭りに出かけて来た。山王祭である。日本中の山王神社の総元締の祭りである。日本屈指の勇祭と言われているものだ。なかなかタイミングが合わずに見ることができなかったのだが、満開の夜桜の中、見ることができた。

凄いの一言。
http://www6.ocn.ne.jp/~hiyoshi3/sannosai.htm
http://www6.ocn.ne.jp/~hiyoshi3/sannou_fes/sannou_festival.htm

私が見たのは、「宵宮落し神事」http://www6.ocn.ne.jp/~hiyoshi3/sannosai_s.htm#link6 祭りの山場だ。

この神事は、上賀茂神社の神様が生まれる所を再現していると言われている。特殊な台座に乗せられた四基の神輿が揺さぶられ、陣痛の様子を再現する。夜の坂本の町にどすんどすんという響く音が伝わる。また、松明を燃やした匂いが町を埋め尽くす。

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(四基の神輿が傾いているのが分かるであろうか?)

ここに戦国時代の装束に身を固めた者どもが、松明とともに祭場に走り込んで来て神輿に飛び乗る。さらに、獅子舞、祝詞の奏上とあった後、神輿は台座の上から地面に落とされるのである。出産、つまり神様の誕生なのである。

この落ちて来た神輿を下で担ぎ手が受け止めて、日吉大社の本殿に向けて800mほどの参道を駆け上る。四基の神輿は競い合うのである。私もその後について参道を駆け上った。

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まるで、ミュージカルであった。
こんなにストーリー性のはっきりしたお祭りは、なかなかない。見ているだけで、物凄い興奮であった。

近江の湖北は今は人が少ない。
私はそれが気に入っているのだが、嘗ては比叡山の表玄関としてかなり栄えたと思える。その美しい町並みが物語っている。

京都の美しさは言うまでもないが、実は、近江の美しさも侮れないのである。

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ちなみに、youtubeには、2009年のものがアップされている。
動画ではさらにその迫力が伝わるだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=mL2xbZ_BVXs&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=io6EtFA-QfM&feature=related

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