なんと、そこにメール
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久し振りに自分が出演していたNHK教育TV「わくわく授業」のDVDを見た。作文の指導方法についてである。結果的に私が最後に担任をしたクラスだ。学生達と一緒に見た。年に一度このDVDは見るのだが、なんとも懐かしい。あれこれ思い出す。
実践の中にいるときは、それこそ嵐の中にいるようなものだった。毎日仕事に吹き飛ばされないように足を踏ん張って、自分の進むべき方向に顔を向けるということに挑んでいたんだなあと映像を見て思い出す。通常業務の山場と体育大会と収録で、確か2週間で5キロ以上やせたのだった。
中学生を指導すると言うのは、実にしんどくて面白い仕事だったなあと映像を見ながらやっぱり思う。豊かな感受性と第二次反抗期。この二つを兼ね備えたのが中学生だ。言葉、映像、音楽。彼らの豊かな感受性はそれを見事に受け止める。本物のシャワーを降り注ぐことが、彼らを大きく成長させる。
ところが、ここに第二次反抗期、思春期が襲いかかる。親や先生が「右がi正しいぞ。右に進め」と指示を出す。中学生は確かに右に進むのが正しいと分かっている。しかし、親と先生がそれを言ったが為に正しいと分かっていて意地で「左に」進むのである。
この感受性のきらめきと思春期の反抗の衝突が制服を着て生活しているのが、中学生である。もっと中学校教育の専門性が大事にされて良い。この二つをきちんと理解しながら指導できると言うのは相当の力量が求められるのだから。
そんなことを思ってDVDを見終わったら、なんと、そこにメール。番組の中で取り上げられていた女子生徒からメール。「メールアドレスが変わりましたのでお知らせいたします」とのこと。いやあ、びっくり。そういうことってあるんだなあ。縁のある生徒っているんだねえ(^^)。
さらに、そのメールには今年教員採用試験を受けると書かれてあった。
そうか、そうか。いよいよか。
ありがたいこっちゃ。うれしいこっちゃ。
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