国語科を実技教科にしたい
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七夕の午後、関西のある小学校に出かけて行った。校内研修会の講師として招かれたのであった。今日のテーマは「言語力育成の方略 思考力育成の授業づくりにおける教材開発」というもの。学習指導要領が改訂され言語力が重視されることになり、このようなテーマで招かれることがこのところ多くなった。
準備に時間をかけてあれこれやったので、ハンドアウト5p、資料25pにもなってしまった。ああ、これをベースにして本が書けるなあと思ってしまった。
校内研修会には、校長、教頭先生も一緒に20人弱の先生が参加された。120分ということなので、まあ時間があるだろうと前半を丁寧にやってしまい、結局後半は時間が足りなくなってしまった。すみません。でも、満足してくださったようで良かった良かった。
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言語力育成のキーワードとして私が考えていることは、言葉遊びである。
言葉遊びが豊かにできる子どもは、言語の力があると私は考えている。言葉の数が多く、処理スピードも速くないと言葉遊びはうまく行かない。
娘(3)を見ていて、子どもは楽しいから繰り返すんだなと思うのだ。繰り返すから力がつくというのはそうだと思うのだが、楽しいから繰り返すというのが子どもの本来の姿かなあと思うのだ。
言葉遊びは、遊びである。
楽しくて繰り返す。だから身に付いて行く。
そんな学習のシステムを作ることができないだろうかと考えているのだ。
国語科を実技教科にしたい。
これはもう10年ぐらい前から私が言い続けていることである。
読む、書く、聞く、話す。
これらの言語活動は、言葉の活動である。
頭の中だけで理解するという学習ではなく、実際にやる学習。これが大事だと考えている。
そんなことを考えながら中学校現場にいたときにやっていたあれこれを例に出しながらの120分+αであった。
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終わってから近くの店で懇親会。
校長、教頭先生まで参加されての10名ぐらいでの懇親会。
なんかすごくいい職員室のチームだなあと感じた。
このチームの一体感を生んでいるのが、校長先生と教頭先生というのがよーくわかった。
私が言うのも僭越だが、もっといい学校に育つんだろうなあと思ったのでした。
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