を、これが世の中の規準なのね
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水棲生物の私は、プールと風呂に入り続けるのがこの夏の正しい過ごし方である。奥さんは水より山なのでこのあたりの趣味は合わないのだが、娘はどうやら水棲生物である。
夏休み、時間があるとプールと風呂に一緒に入っている。最近の水着は洋服を着るような水着だが、娘は通常のワンピースの水着。少しずつ焼いているので皮が剥けることもなく綺麗な色。
三歳までに人間の汗腺の数は決まるということを嘗て読んだことがある。三歳までを快適に過ごしてしまうと、人間の体はその快適さを規準にして体の機能を作って行くと言うのだ。
だから、三歳までの夏を涼しいクーラーの効いた部屋で育てていたら、子どもの体は
(を、これが世の中の規準なのね。んじゃあ、まあ、この位の汗腺でいいのね)
と判断して、汗腺の数を少なくしてしまうというのだ。
これが何を引き起こすかと言うと、体温調節の出来ない体の子どもを作ってしまうと言うのである。暑いとき、汗を流して体温を調節する。これが人間がアウストラロピテクスからずっと受け継いでいる方法。この機能をきちんと使えるようにすることが大事。基本スペックを磨き上げることが大事だと考えている。
だから、この三年間はなるべくクーラーを付けずに汗をかかせるようにして過ごさせて来た。娘が生きて行く地球は温暖化の方向に向かっている。日本の電力事情は不透明になってきている。
「暑いわねえ」
と言いながら汗がきちんと流れる体を娘にプレゼントしたいと思って、今日も扇風機で(なるべく)過ごす。そんな終戦記念日。
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コメント
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まったく同感です。
ワガヤもほとんどエアコン使わず,ムスコに汗をかかせています。
ただ自我が芽生えてきたのか,2歳児の「なんでもイヤダモン!」思考のために,風呂もシャワーも嫌がるんですよねえ。
「パパと入ろう」「イヤダ!ママー!」,「ママと入るの?」「イヤダ!パパー!」,「じゃあ入らないのね?」「イヤダ!ウワーっ!」
こうしてナミダとアセでグッショリの我がムスコの夏は過ぎております。
投稿: 齋藤健治 | 2011/08/15 13:57