集中講義初日。特別活動論である
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集中講義初日。特別活動論である。四日間行う。今年は間に日曜日が入るので、例年よりも楽である。今年だけ受講する学生はその楽さが分からないだろうが、二回目、三回目の学生はそれが分かるだろう。
特別活動は、学級ベースで行うことが多い。そこで、特別活動論は学級担任論と重なる部分も多い。学級を開くことと学級での日常について理論と実際をあれこれ講じる。
私の授業は、先ず実際に私がやって見せることが多い。または、学生達を生徒に見立ててあれこれさせることも多い。で、その後、私は何をしていたのかを解説する。例えば、学級開きに行うレクリエーションを学生にさせる。アイスブレイクだ。それをさせた後で、
1)なんで、その種目をやったと思いますか?
2)なんで、その順番でやったと思いますか?
3)このレクの教師にとっての目的は何だと思いますか?
と問うて行く。
勿論、これに正確に答えられる学生はいない。当たり前である。楽しまされている側にいれば、この1)から3)は考えることはない。しかし、教師になればこれを考えないではやれない。ここに気がつかせて行く。
特別活動の講義の中で、教師の立ち位置を気がつかせて行く。そして、特別活動の内容にもう一度立ち返らせる。そんな講義を考えている。
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コメント
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学生時代に受けておきたかった講義です。
こういう講義を受けておくといないとでは最初のスタートダッシュが違うし、その後の力量形成にも大きく違いを生むと感じます。
池田先生のような講義をされる方が大学の教員養成のスタンダードになる世の中になるといいなあと思います。
投稿: t-oshima | 2011/08/21 21:34
ありがとうございます(^^)。
実際に受講している学生達がどう思ているかは別にしてですが。
看護学部の教員になるには、必ず3年間の実務経験が必要だとのことです。教員養成に関わるのであれば、同じように3年間位は現場を知る必要があると思います。文部科学省のキャリアでもです。
その上で、指導をすることになったら随分と違った世界が広がるんではないかなあと思うのです。その一歩目を踏み出せているとすれば、嬉しいです。
投稿: 池田修 | 2011/08/21 22:12