「担任が指導する行事作文の書かせ方」
9/28
昨日は大阪のとある市教委で研修の講師を勤めてきた。熱心に受講される先生方。行事が立て込んでくるこの時期に50名近くの先生方が集まった。学校を離れられなかったのが、最後の30分ぐらいに駆け込んでくる先生もいらっしゃった。
(少なくともここにいらっしゃる先生方にはあんな条例は全く必要ないよなあ)
と思った。自らの意思で参加された先生方に90分、「担任が指導する行事作文の書かせ方」について行った。
この講座は、一年間で三回行うスキルアップ研修の二回目。一回目が生活指導で、二回目の今日が作文の書かせ方。三回目は学習ゲームの予定である。今回の講座は、行事後に書かせる作文指導は担任が指導するものの、特に中学校では国語科ではない先生が指導するのは厳しいのではないかという前提から行った。「好きなように書け」「思ったように書け」という「指導」では、子供たちは書けない。かといって、先生たちも他に指導のしようがない。
私は国語の教師になるぐらいだから、小中学生の頃は特に指導がなくても「書け」で書けていた。しかし、それは特別であろう。好きなように書けと言われて好きなように書いて、それで成績が勝手につけられるってのは、おかしいことだと子供ながらに思っていた。どういう風になったら良くて、そのためにはどうやって書けばいいのかを予め示してくれていない作文「指導」って、なんだと思っていた。だから中学校の教員になったときは、ちゃんと指導したいと思った。
講座の内容は、大学では「学級担任論」や「特別活動論」で扱う内容。その1コマで行う内容を更にバージョンアップして行った。文章の種類、子供が躓く場所とその理由、そしてその対応策。これらを説明とワークショップで行った。参加者からは「二学期の学校行事の後の作文指導が楽しみになった」という声。嬉しいなあ。先生方が指導してくれれば、教室で書けるようになる子供たちが増える。ということは、子供たちの笑顔が増えるということだ。
私の仕事は、そういう風にして子供たちにつながっているんだなと改めて思った。
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