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2011/10/19

学級担任論 行事とレクで考える

10/19

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本日の学級担任論。
各地の小学校で運動会が行われている。このことを受け、行事での子どもの目標と教師の目的の違いを説明する所から入る。子どもたちは勝つことを目標に取り組む。優勝が目標だ。担任も勿論一緒に燃えて良い。

ただ教師は、勝ったり負けたりだけではならない。学習指導要領の特別活動の「D 学校行事」には、「生徒児童は、体育的行事において勝利を第一に目指す指導をすること」とはない。http://www.mext.go.jp/b_menu/shuppan/sonota/990301b/990301k.htmとある。一言で言えば、人間の器を大きくしようと言うことである。

勝ってダメになるクラスというものはある。逆に、負けたとしても良いクラスに成長してくクラスもある。3月にクラスを解散するときに、どれだけ子どもたちが成長しているか。ここが指導者のポイントなのであって、一つ一つの勝ち負けに子どもと同じレベルで一喜一憂してはならない。

授業の中では、学級担任がすべき仕事を、毎日、毎週、毎月、毎学期、毎年にわけて説明する。それだけでも多いが、生徒指導が入るとこのルーティーンの仕事ができなくなることを理解させる。

(ま、これは後で良いや)
と思っていると、そういうときに限って子どもは事件を起こし、教師の仕事のスケジュールを変えてしまい、追いつかなくなることを話す。子どもは教師のスケジュールを知っていると思った方が良い。そして、仕事を追いつめる方向に進むものであるとも。

一つ考えさせたのは、子どもの連絡帳や日記のチェックをどうするかである。例えば、クラスが30人だとする。一人1分でそのノートを確認してコメントを書いたとして、30分かかる。朝集めたノートは、帰りの学活で返却する。

『さて、諸君。朝からずっと授業をしていて、中休み、昼休みと子どもたちと一緒に遊ぶ小学校の先生である。いつそのノートを点検するのだ?』

学生諸君は考えこむ。この30分が確保できるのは、専科の先生が授業をしてくれる時間がない限りは、一日のうちで一カ所しかない。それは給食の時間だ。もう少し詳しく見ると、給食の配膳の時間と、先生だけ早く食べ終わって、ごちそうさまをするまでの時間しかない。たったか仕事をしないと、話にならないのである。

その後、学級開きにおけるレクリエーションのあり方について。実際に私が学生を小学校五年生に見立ててやってみる。三種類のレクをやる。その後、問を出す。

『さて、私は何を目的にこのレクをやっていたのでしょうか?』

勿論、子ども同士のコミュニケーションを促すということは学生も分かる。しかし、それは表の目的。そう、今日の授業の導入で話したように、子どもは勝ち負けにこだわって良いが教師は違う視点が必要だということを改めて話す。この展開のために伏線を張っていたのだ。

違う視点が必要だとすれば、教師はこのレクリエーションで何を見ていたのであろうか。これを考えさせる。なぜそのレクリエーションの項目なのか、なぜその順番なのか、なぜそのテーマでやらせているのか。考えさせた。そして、正解を話す。

学生諸君は、まさかそんなところまで配慮してレクリエーションの項目を設定しているとはまったく思っていない。説明を聞いて驚く。ほとんど愕然とする。そして、
(そんなことまで配慮するのか。私に出来るのだろうか)
と落ち込む。

アホか。
今の君たちに出来るわけがない。だから勉強させているのだ。
私と自分を比べる事自体が失礼なのだということが分からない。

学級担任についての勉強は、まだ3回目が終わった所である。

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コメント

おもしろい。池田さんの授業はおもしろいなあ。
私は担任時代は給食は2分で食べました。その間、宿題の丸付け、コメント書き、それをしながら給食中の子供の会話に耳を傾け、問題発言には「今の、○○○くんの言い方、よくないねえ。そんな風に言うと~だよね。」と注意もしていました。
当時は脳みそを二分割しながら仕事してたなあ。そういうことも学級担任には必要だわな。確かに。
レクに関してはその通り。人間ウォッチングのいい機会だもの。

ありがとうございます。
私たちの世代は、教師になってから自分で勉強する時間があったけど、いまの新人の先生にはこの時間がなかなか厳しい。社会の情勢は今の方が悪いのに、それに対応したカリキュラムはなかなか組めていないのではないかと思うのです。

学級担任論、砂漠に水をまくような感じで孤軍奮闘してきましたが、ここに来ていくつかの大学で同じような講座を解説しようとする動きが出てきているようです。うれしいなあ。

でまあ、こういうことをしているので教師は本当に早食いになってしまうんだよねえf(^^;。よくないよくない。

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