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2011/11/14

正倉院展に向かう

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正倉院展に向かう。http://narakanko.jp/j/ivnt/ivnt_data/ivnt117/
正倉院展は、言うまでもなく天平文化の宝物を年に一度、この時期だけに見せてくれる展覧会である。奈良国立博物館で開催である。東京にいるときは、まあ、無理だったが関西にいるのでありがたく見ることにする。

1250年前に実際に聖武天皇らが使っていた、あれこれが目と鼻の先で見られるってのは、本当に凄いことだ。若い頃はあんまりその凄さに驚くこともなかったが、だんだんその凄さを再認識する。

考えてみれば、世界で発掘される遺物は、そう、まさに発掘されるということなのである。土の中に埋もれていたものが発掘されて展示されることはあるが、こうして室内に保存されながら1250年も現存しているものというのは、世界にもないと思われる。

土に埋まっていないので、その品々は風化することもなく、溶けることもなく、あるのだ。錆、酸化、こけ、カビなどが付かないように1250年前の技術で工夫を凝らして保存し、それが目の前にあるってことは、そりゃあ凄いことだと思う。今は年に一回こうして人々に見る機会があるが、歴史の中では100年間倉を開けることがなかったときもあるというのだから、見られるのは幸いだ。

ただ、ぼーっと口を開かないように見とれたのであった。

美術館に行ったらミュージアムショップでの買い物は楽しみである。レプリカもたくさんあるし、便箋や関連書籍も多い。今回はこれもお目当ての一つ。万葉集関連の書籍と日本の色の辞典と正倉院関連で子ども向けの本とを手に入れて喜ぶ私。

そして、家にある風呂敷の大型のも手に入れた。正倉院の御物のレプリカなのだが、小型のものは奥さんが買っていたのだが、これが実に良くて大型のものも欲しいと思っていた。店にいくと、一つあった。
『えっと、在庫はありますか?』
確認したら、現物のみだという。ひえー、嬉しい。あわてて買う。

正月や結婚式にも使えて、それでいてそんなに華々しいというものでもない柄は、なかなかない。ああ、嬉しい。

で、奈良に行ったら必ず立ち寄るのが若草山。ここの夕景は見事の一言。
日の沈むまで見届ける。

幸いなことに、この日は14番目の月。
大仏殿を従えて昇る月を見ることができた。

Img_3004

大仏殿側から見るとこんな夕景。

Img_3010

頂上はこんな感じ。

Img_3025

青丹よしには、鹿は大事。

Rimg0349

また、来年も来たいなと思いながら、帰路につくのでありました。

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