初めて高校の同窓会に参加した
11/20
高校卒業して30年というのは、なかなか凄いことだと思う。
初めて高校の同窓会に参加した。ちょうど私たちの代が幹事の学年になったということで、東京まで出掛けていき、同窓会、同期会、さらにその後の会まで参加した。
同窓会だったので、クラブの先輩にも会えた。
一つ上の、当時あこがれの女子の先輩も来ていた(^^)。
近況を報告したが、その後
『相変わらずお美しいですねえ』
とさらっと言えてしまう所が、30年の月日だなあと思うのだ。
でも、50歳を過ぎて尚且つお美しいのには感激であった。
クラブの後輩にも会った。
もう誰だか分からない位変わってしまったのもいたが、まあ、中身と性格は同じだったりするので、だんだん記憶が戻るのが面白かったなあ。
同期会の場面では、ステージで当時の流行の歌をクラブの仲間が披露することになった。アリスだ。懐かしいねえと思っていたら
「池田、ほれ、タンバリン」
と渡され、全く打ち合わせもなくステージに立つことに。
タンバリンは、本気でやろうとすると結構難しい。
ま、昔一緒にやっていた仲間なので、その辺りの呼吸はなんとかあわせて、ハモりもなんとか無事出来て一安心ではあった。
◆
基本的に体型はみんなが太ったのだがf(^^;、そうではなく同じ体型を保つ者もいた。さらに、顔が全く変わってしまった者もいれば、全然変わらない者もいるし、髪の毛の量、色、しわの数など、外見は本当にそれぞれだった。
クラス、クラブ、バンド仲間、先輩、後輩。
いろいろと会ったが、体型や外見は変わってたなあ。
だが、中身は変わらないなあというのが、本当に思ったこと。
人間はなかなか変わらないなあというのが、思ったこと。
教育を仕事にしている私としては、
(うーむ。私の仕事はこの変わらない人間という者についてあれこれする仕事なのだなあ)と思うのであった。
◆
同窓会には、お世話になった恩師達もいらっしゃっていた。
私を担任してくださった先生方は、体調を崩されて出席されていなかったが、授業等でお世話になった先生がいらしゃって、挨拶をすることが出来た。
卒業して30年だが、覚えてくださっている。
そんなに悪いことをした記憶は、ないのだが、覚えてくださっていた。
いや、悪い奴ほど覚えている者だから(^^)。
大学で教員養成に関わっていると話した所とても喜んでくださった。
先生に喜んでもらえるってのは、実に嬉しいものだ。
しみじみ思うのは、教師は長生きしなければならないということだ。
「お前は、高校時代ダメだったが、いまは立派になったな」
と言ってあげられるのは、長生きした先生だからできる。勿論、
「お前は高校時代ダメだったが、今もダメだな」
と言ってあげるのも、先生。
その子どもの成長を喜び、さらに叱咤激励する。それが先生なんだと思う。
そして、それをし続けられるように健康で、なおかつ自分を成長させるために勉強し続けなければならないと思うのであった。恩師は、まだ成長を続けられているというのが、教え子を勉強させる気にさせるエネルギーになるのだから。
◆
同窓会は、結局同期会、さらにその二次会と続いて、気がついたら日付が変わってもやっていた。二次会の会場は靴を脱ぎ、ゆったり出来る飲み屋で、朝までいられるとのことであった。私はホテルを予約してあったので、そちらに戻った。
「池田、クラス会もやりたいな」
「池田、クラブの同期会もやろうな」
という声を受けて
『そうだよな。そうだよな』
と話して、握手をして再会を期して、会場を後にした。
いい時間だった。
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