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2011/12/12

新人先生なぜ辞める……大半は「精神疾患」

産經新聞の記事にありました。2011.12.12 15:00

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111212/edc11121215340000-n1.htmから
引用開始 ーーーーーーーーーー

新人先生なぜ辞める……大半は「精神疾患」

2011.12.12 15:00 (1/2ページ)[受験情報]
2010(平成22)年度に公立学校教員として新規採用された教員のうち、300人近くが1年以内に依願退職していたことが、文部科学省の調査でわかりました。正式採用前に辞める新採教員自体はほぼ横ばいですが、そのうち病気を理由に辞める者は増加傾向を示しており、文科省や都道府県教育委員会も問題視しています。新採教員に、何が起こっているのでしょう。

調査結果によると、公立学校(小・中・高・特別支援学校)に新規採用された教員2万5,743人のうち、288人が1年以内に依願退職しました。公立学校教員は1年間の「条件附採用期間」が設けられているので、これらの新採教員は、正式採用前に自ら教壇から去ったことになります。内訳を見ると、最も多い退職理由は「自己都合」で167人、次いで「病気」が101人、勤務成績などが悪く不採用になる前に退職した「不採用決定者」が20人でした。

採用から1年以内に依願退職した教員の数(※筆者計算による)と、全体に占める割合の推移を見ると、2004(平成16)年度172人(0.9%)、05(同17)年度198人(0.9%)、06(同18)年度281人(1.3%)、07(同19)年度293人(1.3%)、08(同20)年度304人(1.3%)、09(同21)年度302人(1.2%)、10(同22)年度288 人(1.1%)……で、数年前まで増加傾向にありましたが、最近ではほぼ横ばいとなっています。

新規採用教員全体から見れば、2010(平成22)年度の288人という数は、わずか1.1%にすぎません。この程度ならば問題はないという見方もできます。ところが、依願退職者のうち「病気」を理由に辞めた新採教員の数だけを見ると、04(平成16)年度61人、05(同17)年度65人、06(同18)年度84人、07(同19)年度103人、 08(同20)年度93人、09(同21)年度86人、10(同22)年度101人と、明らかに増加傾向を示しています。

このため文科省は、2009(平成21)年度調査から「病気」を理由とした者に対して、「精神疾患」の項目を追加しました。その結果、「精神疾患」を理由に採用後1年以内に依願退職した新採教員は、09(平成21)年度が83人、10(同22)年度が91人であることがわかりました。「病気」を理由に依願退職した新採教員のほとんどが、「精神疾患」だったのです。

文科省のほかの調査でも、精神疾患を理由に休職する公立学校教員の数が、年々増加していることが大きな問題となっています。精神疾患の問題は、新規採用直後から起こっていたことがうかがえます。

教育関係者の多くが理由として指摘するのが、子どもや保護者の多様化、予想以上の教員の多忙化などです。また、多忙化により、ベテランや中堅の教員が若手の面倒を見る余裕がなく、若手教員が孤立化していると懸念する声もあります。最近の若手教員はコミュニケーション能力などに欠けるという批判も、一部にあるようです。

いずれにしろ、教員採用の見直しと同時に、採用直後から、教員のメンタルヘルス(心の健康)対策が求められます。

引用終了 ーーーーーーーーーー

なぜ病むのか。
若者は、体の不調は大丈夫です。いや、体の疲れは取り戻せます。
心の方は、通常しがらみが多くなってくる年配の方が、問題を抱えることが多いのですが、
若手の心に負担が掛かっているのがかなり深刻です。

仕事は、ワーク、レイバー、プレイと三つあると習いました。
心と体の関係で説明できます。
心がハッピーで体が疲れている。ワーク。
心と体が疲れている。レイバー。
心と体がハッピー。プレイ。

教師の仕事は、少なくともワークでなければと思うのです。
年に数回はハッピーな瞬間もあるべきです。
子どもの、社会の未来を担う仕事です。
それが、今はレイバーになってきているのだと言えるのではないでしょうか。

さらに、さまざまな、そして深刻な原因があることが、私の耳にも届いています。
なんとかせねばと思います。

『月刊 生徒指導』(学事出版)の2012/2月号に、【「学級事務職」を導入するべきである】という小論を書きました。良かったらご覧下さい。提案しています。

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コメント

このことを教育関係者がみんなで共有して行かなくてはなりません。挙げさせてもらった私の(ヒステリックな)blog記事まで言ってやらないと,若い教員の前途が危うい。

そぶかわ先生、コメントありがとうございます。
http://takuya-sobukawa.blog.so-net.ne.jp/2010-06-11
も拝見しました。

若い教員が問題のように書く記事のあり方なども私は頭に来ています。
教員を育てるシステムや組織などに手を触れず、問題になってからカウンセリングだとか、ケアだとか。個人の問題にするやりかたに問題があると考えています。

なんとかしなければと思っています。
よろしくお願いいたします。

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