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2012/02/06

21世紀型スキル

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(雪雲が迫ってきた)

先日、イギリスの教育相のスピーチを紹介した。

http://tento.doorblog.jp/archives/5127925.html

結構衝撃であった。

そして、今日はインテルの教育担当者のインタビュー記事を載せる。
これもなかなかいい記事だ。

インテルでは以下のようなスキルを習得することが、21世紀では肝要だと考えている。

引用開始 ーーーーーーーーーー

21世紀型スキル

批判的思考力(批評精神を持って考える力)と問題解決能力
コミュニケーションとコラボレーションの能力
自立的に学習する力
ICT(情報通信テクノロジー)を確実に扱うことのできる能力・スキル
グローバルな認識と社会市民としての意識
金融・経済に対する教養
数学、科学、工学、言語や芸術といった分野への理解を深めること
創造性

引用終了 ーーーーーーーーーー

実に分かる。

私が中学校の進路指導主任をしている時に、生徒に少し考えさせたことがある。

Q1 あなたがいまなんとなく考えている将来の職業は何ですか?
Q2 その職業は、10年前にありましたか?
Q3 その職業は、50年後にもありそうですか?
Q4 その仕事はこれからも、日本にあり続けますか?
Q5 これから10年後に生まれそうな仕事はなんですか?

仕事の内容そのものは、どんどん変わる。第一次産業、第二次産業、第三次産業と変化してきた、日本の産業の推移。蒸気機関がもたらした産業革命、印刷技術が齎した出版革命、そしてインターネットが齎した高度情報革命。

教科書はここいらまでは、なんとか記述してくれているだろう。
しかし、未来は分からない。
振り返ってみれば、歴史は多くの事実を示している。
しかし、これからのことは分からない。
ただ、言えそうなことは今人間がやっている仕事の多くは、コンピュータに取って代わられるということだ。そうでなければ、安い人件費のところに、仕事は移っていく。

キャリア教育で、仕事の内容に触れさせることは、まあ、多少の意味はあるかもしれないが、その仕事が生徒が大人になった時にあるのかどうかは私には分からない。

そうではなく、仕事そのものを支える考え方やスキルや知識。こういうものを身につけて、それを豊かにさせておくことが大事なのだと思うのだ。

右目で不易を、左目で流行を見ながら、21世紀の教育のあり方を考えたい。

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