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2012/03/27

「10年ものは無いんです」

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(比叡山の上に並ぶ星)

今年度は、教員生活25年。そう「ど根性ガエル」の町田先生と同じである。ヒロシを捕まえて「ううう、教員生活25年....」と泣く姿を見ながら(おっさんだなあ)と思っていた私。そのおっさんにあっという間になるんだから驚くばかりだ。

お酒は全く飲めなかった。子どもの頃に、家で梅酒を作っているその匂いを嗅いで酔っていた。ところが、いつのまにか飲めるように。サントリーの宣伝という か山口瞳さんの文章に憧れてウイスキーから飲み始めた。が、これが全くダメ。そして、ワインに走るが、特段美味しいと言うことでもなかった。

しかし、だんだん美味しくなって行く。最初はビール。21歳の時に突然美味しくなった。それからワイン。当時ワインは悪酔いすると思っていたのが「井筒ワイン(酸化防止剤なし) ナイヤガラ 白」を飲んでびっくり。21歳の頃。

日本酒。これもワインを上回る酷い酔い、二日酔いということで基本的には飲まないでいた。ところが、「鳳金寶」を先輩に二日酔いの朝に飲まされて、ぶっと ぶ。(なんだ、これ)。つまり私が飲んでいたのは日本酒のようなものだったわけだ。

醸造用アルコール、醸造用糖類の入っていない日本酒。米にこだわりのある日本酒ってこんなに美味しいのかと思う。今でも、この二つの添加物の入っている日本酒は、コップ一杯も飲めばもう頭が痛くなる。きちんとした日本酒は全く痛くならない。以来、日本酒は相当楽しむことになる。

で、最初に飲んだ割には以後殆ど飲まないことになったのが、ウイスキー。ホワイト、レッド、ダルマ。フロムザバレル。ジョニーウォーカー黒、アーリータイムズ、I.W.ハーパーと飲んだがやはりダメ。いや、今のは飲んでいないので分からないが昔のはダメ。そんな中で教師になって出会ったウイスキーがある。

Teacher'sである。値段の張るウイスキーではない。単に名前にひかれて飲んだだけだ。ご案内の通りウイスキーは何年ものというのがある。そこで自分の仕事の時間ごとに飲むことにした。8年ものを飲んで10年ものを求めたとき言われた。

「10年ものは無いんです」。
なんでなのかを聞いたところ、10年から先は本当に力を持ったウイスキーでないとダメで、そこまで成熟していないものは他の ウイスキーに回されてしまうとのことだったのだ。そんなに高くないブレンドウイスキーであってもそうだったわけだ。

(あ、これは飲み続けよう)
と思った。自分の成長と樽の中の成長とどう関係があるのか良くわからないが、一年の区切りを付けるにはちょうど良い。そして、 そんな風に自分のビンテージのお酒を楽しむことを覚えた。子どもが生まれて、結婚して、就職してと勝手に思いだめて飲む。

今宵は結婚記念日。今年のビンテージは何だ?と捜そうと思ったら、昨日からの大忙しで 、結局は棚にあったマッカラン12。ま、若返るビンテージもあっていいかもしれない。

星たちが一直線に並ぶ夜に、乾杯。

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