『現古辞典』(古橋信孝ら著 河出書房新社)
『日常生活で使ってみたい「侍」の日本語』(市川スガノ著 日文新書)、『使ってみたい落語のことば』(長井好弘著 アスペクト)などの本は実に面白く、私の愛読する所である。
例えば、『日常生活で使ってみたい「侍」の日本語』では、「覚悟!」という言葉を、日常ではどのような時に使うのかという例として、丸ごとの魚に包丁を入れて捌く瞬間に言うのだとしている。こういうのはとてもいい。
そして、これを上回る辞書が出た。『現古辞典』(古橋信孝ら著 河出書房新社)である。もう実に面白い。現代語で言う言葉を古語ではどういうのか分かるように編集してある。
1)サービスする
2)調子づく
3)はんぱじゃない
なんて言葉があって、これが古語ではどんな言葉なのかと説明があるのだ。
いやあ、面白い。
いきなり現代が過去に繋がる。
因に正解は、
1)つかへまつる
2)うかる
3)おぼろげならず
である。ああ、これで授業が作れるなあ。面白いなあ。
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