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2012/03/09

「校長の初任者教員に対する評価」のグラフ

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本学も来週卒業式がある。
私のゼミの卒業生も、殆どが四月からの勤務が決まった。
四月から小学校の先生として教壇に立つ。
担任を持つが者も多くいる。

先日の明日の教室で野中信行先生が、新人の教室は7〜8割は荒れるということを話されていた。そして、その原因は授業ではないということも。荒れる原因、すなわち「アレルゲン」は何かと言えば、これはもう学級づくり、学級経営なのである。

授業はそんなに簡単に上手くはならない。
仕事は、始めてから1万時間位やらなければ、仕事にならないという話を読んだことがある。一週間に30時間授業をするとしても、8年以上掛かることになる。

平成23年1月31日に出た「中央教育審議会 教員の資質能力向上 特別部会」による「教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について(審議経過報告)」を見ていた。
(ああ、やっぱり)
と思った。

「校長の初任者教員に対する評価」のグラフである。
校長が「とても充足している」「やや充足している」という項目が多いのは、a. 教師の仕事に対する使命感や誇り、b. 子どもに対する愛情や責任は、二つを足すと8割を超える。二つの項目ともである。

一方で、「やや不足している」「とても不足している」という項目が過半数を占めているものは膨大にある。この二つを合計して、その中でトップ3を見てみるとその項目が、e. 集団指導の力(69.6%)、f. 学級づくりの力(64.6%)、d. 児童・生徒理解力(63.7%)となっている。因に、4つ目の項目はg. 学習指導・授業づくりの力(59.4%)となっている。

ここから分かることは、新人教師は

1)やる気や、教師に対する規範意識は高い。
2)子どもと子どもたち(集団)に対する理解、指導の力が足りない。
3)学級づくりの力が足りない。

ということが分かる。意識が高いのに新人のクラスは荒れる。
なぜか。
もうお分かりであろう。
教員養成大学、または教職課程で集団指導の仕方、学級づくりの仕方を学んでいないからである。

勿論、習えばできるというものではない。分かると出来るは別だからである。
しかし、教職に対する意識があって、教科教育の方法を学んでいて、それでいて荒れるのは、集団指導の仕方、学級づくりの仕方を授業で扱っていないからだということは強く言えるのではないだろうか。

最終答申では、ここを踏まえた提言がされることを期待したい。


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コメント

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

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