卒業パーティのお土産をもらったかの気分だった
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卒業式が終わり、卒業パーティに参加する。
児童教育学科は翌日に学科の学生主催のパーティがあるので、大学全体の卒業パーティへの参加者はさほど多くはない。
娘たちが艶やかに着飾って参加するのに、参加しないのも失礼だなあと思い私は大学に着任してからずっと参加している。着任当時は、まだ女子大であった。ゼミ生がいないときから。授業で担当した学生たちが卒業するのだから、祝ってやりたいなあと思って参加している。
このごろは謝恩会とは言わない。卒業パーティである。だから先生もしっかりと参加費を払う。ま、払うのはいいが、私は謝恩会でいいのではないかと思っている。謝恩されるぐらいしっかりと指導すれば良いんだと思う。そして、謝恩したくない学生はそれはそれでいい。パーティをやればいいし、参加しなくても良い。私は古いのかなあ。
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ではあるが、卒業パーティでは卒業生たちに、ビールを注いであげたりする。
卒業生たちが注いでくれるが、私も注ぐ。
http://www.youtube.com/watch?v=1xj08mRrOGQ
自分が卒業するときは、卒業パーティは無かった。
だから、曲の中だけでそんなもんかなあと思っていた。
この曲の二番の歌詞の冒頭がいま、そうだよなあと思うのだ。
だから、卒業生たちにビールを注ぐ。
もちろん、授業は忘れて欲しくないが(^^)。
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パーティ会場を離れて、同僚の先生と〆のラーメンを食べに木屋町に立ち寄った。
私たちが帰るときに入れ替えで入って来た若い三人の男性の一人が声をかけてきた。
「今日は何かあったんですか?」
『ん? 今日は落語の高座があったのですよ』
「またまた〜」
実は卒業パーティも紋付袴で出席していた。
『ははは。いやね、今日は私の学生たちの卒業式だったんだよ』
「えー、そりゃあいいですねえ」
『ありがとう』
「自分も昨日だったんですよ」
『そうか。おめでとう。立派な社会人になるんだぞ』
「はい。ありがとうございます」
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なんかさわやかだった。
卒業パーティのお土産をもらったかの気分だった。
あまりに気分が良かったので、タクシーで帰ろうと思ったが
春の夜を味わいたくなって、歩いて帰ったのでありました。
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