『こんな時どう言い返す』を書いてから結構な時間が経っている
『こんな時どう言い返す』を書いてから結構な時間が経っている。
御陰さまでまだ売れ続けている。
小書を紹介していただいた。
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一人の人間は、他の人が持っていない、または他の人よりもかなり優れている才能を持っていると思う。それが見つかっているか、または意識されているかは別にしても、眠っていると思う。担当する子どもに対して、それを発掘したり、発見したりする仕事が教師の仕事の一つだとは思う。
ではあるが、自分でやるときはどうすればいいのだろうか。
実は、自分に自身のあるところを捜すと言うのは違うのではないかと思う。
自分はこんなんじゃダメなんじゃないかなと思うところを見直してみるのがいいのではないかと思っている。
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母親に良く言われたのが
「修。男はそんなに話すんじゃない。お婿に行けないよ」
と言う台詞。
(そうか、男は話しちゃダメなんだな)
と何回も思ったが、そうはいかないのが私。
だから、割と話すことに関しては嫌いではないが、なんとなく後ろめたい思いを持っていた。
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ところが、教師になり、「わくわく授業」に出たり、「伝える極意」に出たりするようになる。伝える極意は、スピーチ指導の達人として出ている。面白いものだなあと思う。
ひょっとすると、自分に自信があるところで勝負するということだけではダメなのかもしれない。自信のあるところは、もっと他に優れている人がいて話にならないということも割とあるのではないだろうか。
逆に言えば、自分はどうもここが苦手だとか、あまり表に出したくないなあとかいう部分にその人ならではの才能が隠れていることもあるのではないかと思う。
時間が過ぎて行くってのは、面白いものだ。
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