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2012/03/02

サラサラ降る雪は積もらない

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サラサラ降る雪は積もらない。積もっても直ぐに消える。どかっと降る雪があり、それが根雪となってその上にサラサラだと積もる。コツコツ勉強しても駄目なんだと思う。「根雪」になるようなどかっとやる勉強があって、その上にコツコツなのだ。

ところが、教師は「コツコツやりなさい」しか言わない。これでは駄目ではないかなあと思う。ポイントは、根雪の部分をどう作るかであり、サラサラと降る雪をどう続けさせるかである。前者はその子どもの興味関心に近いところがポイントになるだろう。

例えば、熱帯魚が好きな子どもであれば、熱帯魚に関する原書を読ませてみる。どかっと読ませるのだ。日本語で得た知識があるので、ある程度の英語力でも行けるはずだ。これはムツゴロウさんの本で読んだことがある。その上に、新しい知識としてのサラサラを重ねて行く。

教師が、この二つを意識して子どもたち一人一人に応じた「オーダーメイドの授業」を作って行けば、かなり面白いことになるだろう。やがて、彼らは自分で自分のためのオーダーメイドの勉強を始めて行くと思う。その入り口をどう作るかだ。

研修とは、研究と修養である。指導方法をあれこれ考えていくのが研究。指導者の人間の器を大きくするのが修養。その子どもに合ったオーダーメイドの指導 法、さらにそのクラスに合った授業を創るためには、研究と修養が大事。春休み、まだ見ぬ新学期の子どもたちのことを思いつつの「研修」は良い。

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