今年も新入生キャンプが終わった
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(ドラゴンボートのレースを見つめる 雲のドラゴン by iPhone)
今年も新入生キャンプが終わった。
入学後の一週間で、京都橘大学は初年時導入プログラムを行い、そのフィナーレで新入生キャンプを行う。
この一週間を取り仕切るのがオリターである。オリエンテーション コンダクターの省略と言われている彼らは、上回生のガイドである。児童教育学科のオリターは、三ヶ月前から準備に取り組み、新入生達のために全力を注いできた。
どんな新入生がやってくるのかが分からない中で、その後輩のために想像力をフルに発揮して、準備を重ねる。
◆
力。
これは、誰かのために自分の持っているものを発揮した時に、形に現れる。
本当の力というものは、誰かのためになる。
自分以外のもののを幸せにすることが出来る。
そういうものを力と呼ぶ。
私はそう考えている。
◆
今回の新入生は、寒かった。
6年間やってきて、一番寒かった。
二月下旬の寒さもあった。
その中で琵琶湖でカヌーやドラゴンボートをやったわけだ。
新入生は
「寒い」
「疲れた」
と口々に愚痴をこぼす。
しかし、オリターたちは、当然愚痴などはこぼさない。
それどころか、
「新入生達大丈夫かな?」
「疲れていないかな」
「一人の子いないかな?」
と。
私たち教員は、そのつぶやきを傍らで聞きながら、上回生オリターたちの成長を喜ぶ。
◆
さ、授業は月曜日からだ。
いくぞ。2012年度。
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