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2012/06/05

今日は日本語の魅力について講じる

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(もうすぐで咲きそうな瑠璃柳 by GR4)

本日は、人間発達学部三回生に行う、オムニバス形式の授業「多文化の理解と教育」の私の担当の部分の授業を行った。15回の授業のうち、私は一回を担当。90分の授業であったが、年に一回の授業でやり直しがきかないわけだから十分に準備をして挑んだ。

いや、まさに挑んだと言う表現が自分では正しいと思えるのだ。「日本語の魅力」というテーマで話す事になってあれこれ考え始めたのが半年前。TreeというAPPに思いついた項目をどんどん打ち込んで寝かし、打ち込んで寝かしとしてだいたい一ヶ月前から、それに関する文献で確認。

私は国語科教育法は専門だが、日本語の専門家ではない。足りないところは調べて書き込んでとしたのが二週間前。先週はその内容をどうやっって伝えて行けばいいのかを考えながら構成を練って、ほぼ仕上がったのが昨日。そして、一晩寝かせて授業の始まる2時間前に最終チェックを始めて、昼ご飯を食べて、13:00からスタートであった。

『今日は日本語の魅力について講じる。主に、書き言葉の観点から、話し言葉の観点から、日本語そのものの特徴について講じる。90分と短いので行けるところまでいく。最初に授業後の課題のやりかたについて説明しておく』と尻切れとんぼに成ってもいいように課題の提示を先に行った。

講じた内容は国語をやっている人からすれば、珍しい事でも何でも無いが、日頃幼児教育、児童教育、英語コミュニケーションを学んでいる学生からすると、「え?」「あ、ほんまやほんまや」ということが多かった授業であったろう。ま、それを狙って構成したわけだが。

例えば、方言。『今日、明日と続けると、三日目、四日目、五日目のことをなんと言う?』と問うて確認する。東京では「あさって、しあさって、やのあさって」であるが、「あさって」が「ささって」という学生がいる。三重である。三重県は刺さるのである(^^)。さらに三重の中でも四日目をささってという学生もいる。

面白い事に、京都では「やのあさって」に該当する言葉が無かったりもする。『これで日本中で貨幣経済が成立するのが面白いねえ』と話す。他にも、「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10」と順番に読む時と「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1」と上から読む時に違いが出るとか。

通常「7」が違うはず。下からの時は「しち」で、上からは「なな」になる不思議。野球のイニングを数えるとき、一回、二回、三回と読むが、階段で、一階、二階、三階のときは、三回(かい)で、三階(がい)となるのはなぜ?

ビールを飲むとき一杯、二杯、三杯なんて「ぱい、はい、ばい」となって、日本語を勉強し始めた外国人は簡単に混乱するとか、そもそも「日本」は「にほん、にっぽん」と読めるおかしさがあることなんての例に出しながらあれこれ。

こんな感じで書き言葉と、話し言葉と日本語そのものの特徴を講じ、ワークシートで問題を解き考えを深めさせた。さらに、なぜ、こんな風に日本語は豊かなのだろうかについても私の仮説を述べて、90分を駆け抜けた。だが、予定したものの半分しか終わらなかった。

『ということで、約束通り行けるところまで行きた。配れなかった資料は前においてある。参考にした本は10冊程度前においてあるから、必要な者は写メを取るように。講じたいことは後半分あるが、時間切れ。どっかで機会があればやりましょう。終わりにします。起立』と終わった。

授業後、写メを取りながら「あと1時間聞きたいです」と学生たちに言われた。
そういう反応が一番嬉しいねえ。準備の疲れ、授業の疲れが吹っ飛ぶ(^^)。美味しいコーヒーを飲んで一服したら、もう一踏ん張り仕事をしましょう。

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